ピューリッツァー賞受賞作家ダニエル・クラウスによるベストセラー小説『Whalefall』が映画化。『クジラに落ちた男』の邦題で、10月に公開されることが発表された。あわせて特報映像とティザーポスターが解禁された。

 原作者のクラウスは、ダークファンタジーの名手として知られる。2018年にアカデミー賞作品賞などを受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』のノベライズを、監督のギレルモ・デル・トロと共同執筆したことや、ジョージ・A・ロメロの未完の遺稿を引き継いで完成させた『The Living Dead』などでも知られる。また、『Angel Down』で本年度のピューリッツァー賞フィクション部門を受賞した。

 本作は、12歳から18歳のヤングアダルト世代に特に強く訴える作品として高く評価され、全米図書館協会が毎年優れた一般向け作品に贈る「全米図書館協会アレックス賞」受賞や、2023年の「ニューヨーク・タイムズ年間ベストブック」にも選出され、「戦慄と感動が渦巻く傑作」とも評されている。

 物語の主人公は、17歳の青年ジェイ(オースティン・エイブラムス)。ひとりで海に潜った彼は、巨大なマッコウクジラにのみ込まれてしまう。限られた酸素と時間の中、ダイビングの師でもあった父から教わった知識を頼りに、クジラの体内からの脱出を試みる。極限状況の中で父との記憶をたどりながら、自らの人生とも向き合っていく。

 今回解禁された特報では、父親ミット(ジョシュ・ブローリン)の「息子のお前に――全部教えてやろう」「どんな危機でも、必ず乗り越えられる」という言葉を胸に、海へと潜るジェイの姿が映し出される。しかしその先には、巨大なマッコウクジラが迫っていた。ダイオウイカを捕食しようとするクジラからなんとか逃れようとするジェイだったが、イカの足に身体を絡め取られ、必死の抵抗もむなしく、そのままクジラに丸呑みされてしまう。極限の状況に陥ったジェイは、果たしてクジラの体内から無事脱出することができるのか?

 あわせて解禁となったティザービジュアルでは、ジェイが今まさにダイオウイカと共にマッコウクジラに丸呑みされようとしている瞬間を捉えたもので、緊迫感あふれるビジュアルとなっている。

 主演を務める期待の新星、オースティン・エイブラムスは、「ウォーキング・デッド」シリーズのロン・アンダーソン役や「ユーフォリア/EUPHORIA」シリーズのイーサン・ルイス役で注目を集め、『WEAPONS/ウェポンズ』や、今秋公開予定のリブート版『バイオハザード』の主演も決定している注目の若手俳優。

 共演には、ジョシュ・ブローリン、エリザベス・シューら。監督・脚本は、ナタリー・ポートマン主演作『ジェーン』の脚本や、『コカイン・ベア』の製作などで知られるブライアン・ダッフィールドが務める。

 巨大なマッコウクジラの体内という前代未聞の極限状況で繰り広げられるサバイバルと、父と子の絆を描く感動ドラマ。果たしてジェイは生きて海上へ戻ることができるのか。圧倒的なスケールで描かれる海洋サバイバルに期待が高まる。

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