エボラ感染拡大のコンゴ、FIFAにW杯チケット払い戻しを要請…ファンのアメリカ入国制限で「すべてを失ってほしくない」

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6月11日に開幕するワールドカップ。



コンゴ民主共和国は、17日にポルトガルとのグループステージ初戦を戦う。



そのコンゴ民主共和国国内ではエボラ出血熱の流行による死者が増えており、その問題がワールドカップにも波及している。



『BBC』によれば、コンゴ民主共和国は、エボラ出血熱に関連する渡航制限によって、アメリカに入国できなくなったファンが購入したワールドカップのチケット代金払い戻しをFIFAに要請したという。



世界保健機関(WHO)は今月16日に公衆衛生上の緊急事態を宣言。中央アフリカおよび東アフリカではエボラによる223人の死亡が疑われる事例が報告されているが、そのほとんどがコンゴ民主共和国で発生している。



そうした事態を受けて、キンシャサにある在コンゴ民主共和国アメリカ大使館はビザの発給を停止。



WHOは渡航制限の勧告はしていないが、アメリカは過去21日以内にコンゴ民主共和国、ウガンダ、南スーダンに滞在した非米国籍者の入国を禁止した。



コンゴ民主共和国サッカー連盟会長は、こう述べている。



「チケット代がやや高額なため、FIFAにこの件を考慮してもらえるように要請した。



彼らはワールドカップで自国チームを応援するためにアメリカに入国できない不利益を被っている。



サッカーとワールドカップを愛するサポーターたちにすべてを失ってほしくない」



FIFAはコンゴの要請を検討しているが、標準的な方針は、チケットのリセールまたは譲渡で、払い戻しは試合中止などの例外的な状況に限られている。



なお、コンゴ民主共和国代表チーム自体はアメリカへの入国制限の影響を受けていない。



監督や選手、大半のスタッフは国外に滞在しており、チーム関係者も21日間の隔離期間を終えるため、すでに出国している。

また、コンゴ民主共和国内のチームに所属する代表選手もいない。



彼らはグループKでポルトガル、ウズベキスタン、コロンビアと戦う。



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今回のエボラ感染拡大は、10年以上も確認されていなかった希少なウイルス株によって引き起こされたもので、有効なワクチンが存在しないため、治療は困難を極めるという。



筆者:井上大輔(編集部)

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