2023年ラグビーワールドカップ(フランス大会)前に行われた抜き打ちドーピング検査で「尿のすり替え」を組織的に行ったとして、ジョージア代表の元主将メラブ・シャリカゼら選手6人とチームドクターに長期出場停止処分が科された。ワールドラグビーは5月12日、この一連の調査を「ラグビー史上最も大規模なドーピング調査」と位置づけた。
ドクターがLINEで検査日程を流した手口
元主将のシャリカゼには最長の11年間の出場停止が科された。ギオルギ・チコイゼが6年、ラシャ・フマラゼ、オタル・ラシュヒ、ミリアニ・モデバゼが3年、ラシャ・ロミゼが9カ月の出場停止となった。チームドクターのヌツァ・シャマタヴァには9年の出場停止が科された。ドクターはグループチャットで選手たちに抜き打ち検査の日程を事前通知しており、選手たちはこの情報をもとに尿サンプルのすり替えを行っていた。
「ドーピングではない」すり替えの本当の目的
調査では、尿サンプルのすり替えがドーピング目的ではなかったことが判明した。ワールドラグビーは、6選手が大麻と鎮痛剤のトラマドールの使用を隠すためにすり替えを行ったと認定した。ジョージア・ラグビー協会は不正行為の責任を認め、非公開の制裁金を受け入れるとともに、今後の再発防止に向けたドーピング教育の改革案を実施することに同意した。

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