2022年ワールドカップで日本代表のキャプテンを務めた吉田麻也。
37歳のベテランは、サムライブルー史上3位となる通算126試合に出場してきた。
その吉田が、interfmの『Treasure in Talk』で、後輩への指導に悩む社会人からの質問に答えていた。
何度注意してもミスが治らない後輩に対して、どう接するべきかという悩み相談に対して、吉田はこんな持論を口にしていた。
「これは非常に難しい質問でございます。まず、遅刻をしたり、アポを忘れたりする後輩くんの能力の低さにここでは言及するのはやめましょう。
これがダメだと言い始めたら、そもそもダメじゃんって話になるので、彼のスペックは置いておいて…(質問者)さんのスタンスを考えましょう。
そうですね、これはあなたに与えられた一種のチャレンジです。これは自分へのチャレンジなんだと、試されているんだと、後輩をいかに一人前に育てるかの、一種のロールプレイングゲームのような快感を覚えて、一つ一つ成長させていくことが大事なんじゃないかなと思います。
だから、ベクトルを後輩ではなく、自分自身に向けて、自分がどうやったら、こういうタイプの人間を育てられるか、自分が教育係として成長できるかに重きを置いて、日々トライしてみることが大事なんじゃないですか。
人間なので、確実に少しずつ成長できると思うので、癖付けをさせて、習慣化させて、ちょっとずつできるようにしていけば、芽が出ると期待して、自分に対するチャレンジとして、受け止めて頑張ってほしいなと思います」
「例えばね、実名を挙げると怒られるかもしれないですけど、原口元気っていう選手がいるんですよ。
浦和レッズからドイツに渡って、日本代表でも80試合くらい出たのかな。彼は若い時はとんでもない選手でしたよ…(笑)
(原口に限らず?)チームで暴力沙汰を起こしたり、敬語を使わないとか、社会人としてやれることができないとか、そういうことはサッカー選手として往々にあるんですよ。
若い時からサッカーしかやってきてないので、それがプロ契約したから、一人前の社会人になれるわけじゃないので。
でも、そういう選手も時を経て、色んなことを経験して学んでいって、それなりにちゃんとしてくるんですよね。それはすごい面白くて。だから、後輩もどこかで気付く日が来ると思います」
原口元気は日本代表として通算74試合に出場。吉田とともに出場した2018年ワールドカップでは強豪ベルギー相手に圧巻のゴールを決めた。
彼は17歳の若さで浦和とプロ契約するほどの逸材だったが、20歳当時に浦和のチームメイトを練習中に蹴って、左肩関節脱臼のケガを負わせて、謹慎処分を科されたことがあった(チームメイトにも厳重注意)。
吉田から見ても、やんちゃ系だったものの、時を経て一人前になったということのようだ。
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そのうえで、吉田は、上司や教育担当として、自分が成長していくために、後輩を愛情をもって、長い目で見ていくのがベストとも語っていた。
筆者:井上大輔(編集部)

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