先日、サッカーの王国ブラジル代表は、2026年ワールドカップに向けた26人のメンバーを発表した。
大きな話題になったのが、ネイマールの選出。
怪我やコンディション不良のために2023年10月以降、代表戦から遠ざかっていたネイマールだが、自身4度目となるメンバー入りを果たした。
ネイマールは、サントスの豪邸に大勢のゲストを招待し、メンバー発表を見つめた際の様子をSNSやYouTubeチャンネルに投稿。
カルロ・アンチェロッティ監督から名前を呼ばれるとネイマールは思わず号泣していた。
パートナーであるブルーナ・ビアンカルジさんや母親と涙ながらに抱き合うと、父親とのテレビ電話でも涙していた。
また、同じくワールドカップメンバーに選ばれたバルセロナFWラフィーニャともビデオ通話をしつつ、「ありがとう、優勝しようぜ」と語っていた。
そのネイマールは、これまでの状況から感情的にならざるをえなかったとしつつ、「応援してくれた全ブラジル国民に感謝したい。優勝トロフィーをブラジルに持ち帰るために全力を尽くす」などとも口にしていた。
一方、ブラジル大手紙『Globo』は、「アンチェロッティ監督はネイマールを招集することで、国民を代表への支持へと駆り立てようとした」と選出の背景を分析している。
「ピッチ上の現状とネイマールの招集という選択肢の間で、イタリア人指揮官は後者を選択した。
今の代表チームには、タイトル獲得を目指すために必要なリーダーシップを発揮できる選手が不足している。
現状では、ネイマールが試合の流れを変える存在になれる兆候は一切見られない。全盛期があまりにも印象的だったため、突然の復活を期待してしまうのも無理はないが。
ブラジルの歴史的水準の高さを考慮すれば、世代交代による戦力不足は否定できない。今回の代表メンバーは、ワールドカップ優勝を逃した過去のチームと比べても、クオリティの面で劣っている。
攻撃陣は創造性に欠けており、ラフィーニャとヴィニシウス・ジュニオールの精彩を欠くパフォーマンスが状況をさらに悪化させている。
また、ロドリゴとエステヴァンの負傷も考慮に入れなければならない。彼らの負傷がネイマールの招集につながった。
こうした状況などを考慮すれば、ネイマールの選出は全く的外れではない。たとえ今回の選考が、最近のパフォーマンスに基づいていないとしてもだ。
しかし、アンチェロッティ監督の選出は、スポーツ面での実力に基づいたものではないように思える。むしろ、複数の代表選手たちがネイマールと親交があり、多くのファンも彼に強い感情的な魅力を抱いていることを考えると、外交的な判断だったと言える」
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単純な能力というよりも様々な要素を考慮した結果、ネイマールをメンバーに入れたと見ているようだ。
筆者:井上大輔(編集部)

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