中国メディアの参考消息によると、スペインメディアのExpansionはこのほど、「中国は世界の工場から世界的な競争相手へ」とする記事を掲載した。
記事はまず、「中国企業の国際的な影響力が大きくなればなるほど、安定を維持しようとする動機も強くなるだろう」と指摘。
そして、中国について、「楽観的なグローバル化」の見通しの下、機会に満ちた広大な「ブルーオーシャン」を象徴し、より安価に生産・販売し、利益率を向上させ、巨大な中国市場にアクセスして自社製品を販売できるという希望があったが、スペインのビジネススクール、IESEの教授で中欧国際工商学院(CEIBS)の共同創設者でもあるペドロ・ヌエノ氏が指摘するように、中国は単なる製造業ではなく学習の場でもあったと伝えた。
記事によると、中国市場が開放されてから25年間に中国企業は基本的な製造業から高度な産業へと、供給業者から競争相手へと、導入者から革新者へと変貌を遂げた。この変化はスペインにとって戦略的に重要な自動車産業やファッション産業において顕著に表れている。欧州と米国がデザイン、ブランディング、ストーリーテリングを担当し、アジアが生産を担うという「役割分担」モデルが計画的に解体されつつあるのだ。
この変化は自動車業界で非常に顕著に表れている。フォルクスワーゲンは中国における長年の支配的地位をBYDなどの地元メーカーに奪われた。わずか数年の間に20余りの中国ブランドがスペイン市場に参入し、競争力のある製品、革新的な技術、他社を圧倒する価格という明確な強みで急速に市場シェアを拡大している。
ファッション業界においても、スポーツウエアのANTAやLi-Ningなどの中国企業が中国国内で国際的な競合他社を駆逐しただけでなく、ナイキやインディテックスが先行する欧州、米国、アジアの主要市場にも進出し、もはや単なる低価格代替品としてではなく、差別化された価値提案、独自の小売事業、運営体制、グローバルな野心を武器に攻勢をかけている。
記事は「重要なのは、市場を征服しようとする中国企業の野心というよりも、その競争の背後にある論理だ」と指摘。「中国企業は、ターゲットとするグローバルな消費者がもはや原産地ではなく製品そのものを購入するということを理解している。そして、製品がデザイン、品質、革新性、価格において競争力があれば、ブランド構築は自然とついてくるのだ」と伝えた。
また「それに加えて重要な要素が実行力だ」とも指摘。「中国企業はより機敏なビジネスモデル、柔軟なサプライチェーン、現代の消費者のニーズに適応する優れた能力を備えている」と伝えた。
そして「世界のファッショントレンドの大部分は中国によって決まる」とし、「主要な生地供給国である中国は毎年、生地の質感や色などのトレンドを作り出し、ブランドはそれをランウェイで使用したり、コレクションに取り入れたりする。10~15年前は欧州の見本市が主流だったが、今は上海が主役だ」と伝えた。
記事はさらに、重要な文化的要因として、中国の伝統文化要素と現代的なデザインを融合させたトレンドやブランドを指す「国潮」の台頭も挙げられると指摘。「特に若者の間で地元ブランドの消費を拡大させており、このアイデンティティーの問題が欧州の高級ブランドやラグジュアリーブランドが中国ブランドに取って代わられた理由を説明している。国潮は中国企業に自信、規模、そして海外で競争(そして勝利)するための正当性を与えた」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)











