レアル・マドリード内部の不協和音が、さらに深刻化しているようだ。スペインメディア『マルカ』が7日、現在のチーム状況を伝えた。


『マルカ』は6日、トレーニング中にウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデとフランス代表MFオーレリアン・チュアメニが激しい口論を繰り広げたことを報じていた。ファウルをきっかけに激昂した両選手は、互いの体を押し合いながら激しく言い争い、殴り合い寸前の状態にまで至ったという。

 だが、今回の報道によると、事態が沈静化するどころか、その後も両者の対立は収束していなさそうだ。同日の午前中に行われたトレーニングセッションのなかで、バルベルデはチュアメニとの握手を拒否。この出来事がきっかけで、険悪な雰囲気の中でセッションがスタートすると、トレーニング後のロッカールーム内で再度激しい言い争いに発展し、選手たちが間に入って止めるしかなかったと伝えられている。

 結果として、チュアメニの暴力による結果ではなかったようだが、意図せぬ形でバルベルデは打撲と裂傷を負い、病院へ搬送されたとのこと。トレーニングの中で、バルベルデからの激しいタックルが絶え間なく続いており、チュアメニはフラストレーションを溜めていたようだ。

 一連の騒動を受けて、レアル・マドリードのホセ・アンヘル・サンチェスCEO(最高経営責任者)は、口論からわずか数分後にロッカールームで緊急会議を開いた模様だ。選手たち全員がその場を離れることができず、両選手に対する懲戒手続きも行われたという。

 今回の騒動は、既に報じられていたロッカールーム内の混乱に続くものとなる。直前には、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーとスペイン人DFアルバロ・カレーラスの間でもトラブルが発生したことが明るみに出ており、選手間の関係悪化やチーム内の分裂がたびたび取り沙汰されていた。さらに、同メディアは、負傷離脱中のフランス代表FWキリアン・エンバペがクラブ内部で孤立しているとも伝えており、シーズン終盤を迎えたチームには不穏な空気が漂っている。


 同メディアは、チーム関係者数名が発した「バルデベバスでこれまでで最も深刻な出来事」との言葉を引用し、「現在、レアル・マドリードの雰囲気は極めて緊迫しており、神経質な雰囲気、内部の分裂、そして事態が解決からは程遠いという感覚が強まっている」と、現在のチーム状況を伝えている。

 今季のレアル・マドリードは2シーズン連続の無冠が決定的となっており、10日に控えたラ・リーガ第35節バルセロナ戦を引き分け以下で終えると、“宿敵”に目の前で2連覇を決められることとなる。ただし、伝統のエル・クラシコを目前にしたチーム状況は、最悪と言えそうだ。


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