FIFAワールドカップ2026開幕まで2週間を切った。“壮行試合”と位置付けられる国内最後の一戦に勝利し、開催国メキシコ・アメリカに向かいたいところだ。「親善試合で来てもらえるチームの中で、一番強いチームと試合がしたい。グループステージではヨーロッパ2カ国(オランダ代表、スウェーデン代表)が入っているので、そこに対応できるという部分も考えたい」という森保一監督のリクエストが実現し、アイスランドとの対戦が決定した。守護神・鈴木彩艶も「相手には(フィジカル的に)大きい選手もいるので、本当に仮想できる。そういった国に対して、どうやって向かっていくのか確認できれば」と述べている。
アイスランドはFIFAワールドカップ2026の欧州予選で2勝1分け3敗の3位。フランス代表とウクライナ代表が同居する厳しいグループDで惜しくも敗退となったが、第8節の対戦ではフランスと2-2と打ち合い、ドローという結果も残している。アイスランドとの対戦成績は日本の3戦3勝と好相性で、全試合ホーム開催という地の利もあるが、決して侮れない相手である。
森保監督は公式会見で「国民の皆さんがワールドカップについてより認知・認識し、多くの方々と日本一丸でW杯に向かいたいと思っています。
日本代表vsアイスランド代表 日本のスタメンは?
日本代表は今月25日から活動をスタートし、欧州各国リーグの終了時期やオフ期間を考慮した日程の中で選手たちが次々と合流。試合2日前の29日に招集メンバー26名が揃った。始動日の25日と翌26日は13名(早川友基、大迫敬介、長友佑都、吉田麻也、渡辺剛、瀬古歩夢、菅原由勢、小川航基、堂安律、上田綺世、中村敬斗、佐野海舟、鈴木唯人)、オフを挟み28日に新たに3名(板倉滉、冨安健洋、遠藤航)が合流。残る10名(鈴木彩艶、谷口彰悟、伊藤洋輝、鈴木淳之介、伊東純也、前田大然、田中碧、久保建英、塩貝健人、後藤啓介)は前々日の29日の合流となった。
コンディションにバラつきがある中、森保監督は「ワールドカップに向けて、チーム全体のコンディションを上げることが狙いの一つ」と明かしている。本大会を見据えた貴重な実戦の場としての意味合いと、選手たちのコンディションを見極める場としての意味合いをいかに両立させるかが鍵となるが、合流が早かったメンバーを軸に現状のベストで臨むことになりそうだ。
GKは鈴木彩。最終ラインは右から板倉、吉田、伊藤の3枚。森保監督はアイスランド戦まで帯同する吉田について「スタメンで考えています。前半10分くらいプレーしてもらい、彼を送り出したい」と明言しており、10分間限定でプレーする見込みだ。吉田の交代後は今大会で22番を背負う冨安がピッチに入ると見た。
明日はワールドカップへの機運を高める重要な一戦であり、日本代表通算126キャップを数える元キャプテン吉田にとっても大舞台となる。「明日は時間は短いですけど、今持てるものをすべて、その10分に懸けて、ワールドカップのつもりで頑張ります」と吉田。その魂を継承し、ワールドカップへ向かっていく。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
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