◆サッカーW杯北中米大会 壮行試合 日本1―0アイスランド(31日、MUFG国立)

 日本代表DF吉田麻也が、22年カタールW杯の決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦以来、約3年半ぶりとなる試合に臨んだ。慣れ親しんだ背番号22、そしてキャプテンマークを巻いて出場。

前半14分にDF伊藤洋輝と途中交代する際は、両チームの選手たちがつくった花道をくぐり、スタンドからの万雷の拍手で送り出された。

 一問一答は以下の通り。

 ◆吉田に聞く

 ―今の心境は

 「本当に楽しかったです」

 ―アイスランドの監督が「何で10分で代えたのか。もっとやれた」という旨のコメントをしていた。

 「10分ならフルスロットルでいけたというのはあった。相手の戦い方も分かってたし、自分の良さを出すためにはどうしたらいいかを考えてた。なかなかあの時間の中でいろんなことを出すのは難しいけど、やるべきことに集中した」

 ―代わる直前に絶妙なサイドチェンジで魅せた。

 「パスで見せられていなかったので、ちょっと厳しいかなと思ったけど、ダメでもいいかと思って出した。決めてくれてたら完璧だった。チームのコンセプトとして、奪ったボールを縦にというのが1つある。W杯ではもっとプレッシャーがあるし、もっと緊張して視野が狭くなる。今からトライしていかないと本番でできない」

 ―主将マークを巻いた。

 「(森保)監督もすごい僕に気を使ってくれて、航にも気を使ったと思うけど、航が気を使ってくれましたね」

 ―試合前に伝えたことは。

 「それはチームカム(日本代表の公式YouTubeチャンネル)で見てください(笑い)。僕が常々、代表に対して思ってることをぶつけたつもりです」

 ―最後は異例の花道で送られた。新ルールにある、ピッチ退場までの10秒はかかっていた。

 「かかっちゃってたね。審判が空気を読んでくれた。自分には十分すぎるほど豪華な花道を作っていただいて恐縮です」

 ―日本代表について。

 「1試合1試合やっぱり重みがある。バスの中でもいろいろこういうことあったなと考えてた。一番は、いい選手たち、うまい選手たちと国を背負って戦ってきた思い出が一番大きい。競争もプレッシャーも批判もある。その中で、なぜここがこんなに素晴らしいところかは、やっぱりプレーしてないと分からないし、離れたらよりいっそうそれを感じる。

だからこそ、サッカー少年少女にはこのステージを目指してほしい。そこから日本がW杯優勝を目指して上達してほしい」

 ―アイスランドの選手も送り出してくれた。

 「向こうの選手、スタッフもすごい気を使ってくれて、試合後にお礼を伝えた。感謝ですね」

 ―今の代表の強さは。

 「強さは冨安! 冨安が22番をこれから10年くらい続ける予定だよな!」

(冨安が通りがかる)

 冨安「はい。麻也さんにはいろいろ学ばさせてもらった。ここ2年代表でやってなかったし、麻也さんも4年なかった。でも、いい意味で普通というか、違和感なくやれた」

 吉田「もう能力は高いので。前には(遠藤)航がいたし、メンバー的には昔と変わらない。トミは僕が代表を外れた後に電話で『22番つける』と言ってくれて、それが一番うれしかった。引っ張ってくれるでしょう」

 ―次のW杯目指して、また22番を。

 吉田「それはないっす。

22番はもう今日からトミのもの」

 ―吉田から見て頼もしいので

 吉田「頼もしいですよ」

 冨安「ずっと隣でたくさんのことを学ばせてもらいながら、試合や練習をさせてもらった。本当にこの場にいられてよかった」

 吉田「今まで代表で若い選手がどんどん入ってきて、1回も感じたことがなかったけど、トミが19歳でアジア杯前に入ってきた時に、初めて『あ、抜かれるな』と最初に思いました。やっぱり抜かれた。でも、日本が成長する上で正しい道のりだし、トミがステップアップしてビッグクラブでプレーしてくれたことは、次の選手たちの扉が開いたと思う。まだまだ頑張ってほしい」

 ―この後、W杯中の予定は。

 「とりあえず1回、あさってLAに帰ります。娘の学校があるので(笑い)。この1週間、(代表に)来るのが想定外すぎて、いろんなことをキャンセルして来てる。1回帰って調整させてください」

 ―W杯に臨むチームへ。

 「今日も難しい試合だったけど、W杯はもっともっと難しい試合になる。緊張もプレッシャーももっとのしかかる。もっとチームを高めていかないといけないと感じる。

ここからモンテレイ、ナッシュビルに行って環境が変わる中で、コンディションを高めて最高の状態でオランダ戦を迎えてほしい。新しい景色を選手、僕ら、ファンの皆さんも一丸となって勝ちましょう」

編集部おすすめ