◆ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ 日本―イタリア(5日・沖縄セルラー那覇)
U-18の世界一を決める戦いが5日、沖縄で開幕した。小倉全由監督(68)率いる高校日本代表は18時半からイタリアとの初戦に臨み、149キロ右腕・森下翔太(創成館3年)が先発。
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球場入りした小倉監督は初戦を前にした思いをこう語った。
「緊張感ありますよね。真剣ないい顔をしている。優勝を目指していきたい。日本の高校野球の素晴らしいところも、見てもらわなければいけない。勝ちだけじゃなくて、マナー的な面でもスピーディーに運んだりとか、日本の選手たちがこういう野球をやっているんだというのを見てもらいたい。その中で勝っていきたい」
キーマンには「キャプテンの阿部君がやってくれなきゃ困るし、引っ張ってくれると思う。いいところで、今回の練習試合でも打ってくれている。やってくれると思う」と阿部葉太外野手(横浜3年)に期待した。
開幕投手を託した森下には「コントロールがいいし、腕の振りが良くてボールの回転も良い。思ったよりも打者は打ちにくい投手。
「自分たちの力を100%出してもらいたい。『バッターボックスに送ったら、監督は何もできない。みんな信じているから、自分の力を遠慮なく出し切ってくれ』と選手達には言っています」と指揮官。「全員が足を使えるチームだと思います」と機動力を生かし、一戦必勝で勝ち進む。(加藤 弘士)