6月3日に亡くなった長嶋茂雄さん(享年89)の「逝去記念礼拝」が9日、母校の立大キャンパス内礼拝堂にて行われた。立大OBや関係者ら約110人が大スターをしのんだ。

 長嶋さんと同学年の立大野球部OBで、4年時には主将を務めた元阪急、阪神の本屋敷錦吾さん(89)も駆けつけた。追悼の言葉では長嶋さんを「しげ」と当時のあだ名で呼び、巨人入団を決めた当時を「そのときのしげのうれしそうな顔は、今でも忘れられない」と述懐。「人間としての大きさ、何にもこだわらない天真らんまんさ。まさに長嶋茂雄は不滅です」と語った。

 現役野球部員ら約20人も祈りをささげた。西川侑志主将(4年)は「あらためて長嶋さんの偉大さを知った。なんとか優勝して、いい報告ができれば」と13日に開幕する東京六大学秋季リーグ戦に向けて意気込みを語った。(北村 優衣)

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