◆日本選手権大会関東地区予選▽代表決定戦 ホンダ7―1日産自動車(28日・等々力球場)
今季から16年ぶりに活動を再開した日産自動車硬式野球部が社会人日本選手権大会の関東代表決定戦に臨み、1―7でホンダに敗れて09年以来の本大会出場を逃した。同部OBでもある伊藤祐樹監督は「ゲームを通じてなかなか主導権を握れなかった」と唇をかんだ。
一塁側スタンドには多くの観客、関係者が詰めかけ、等々力球場の2階席はほぼ満席となった。指揮官は「従業員の方と野球部が一体となって試合をできてるという意味においては、本当に大きな一歩を進めた」と振り返り、「来年は(期待に)応えていくようなチームに成長していかなければ」と気を引き締めた。
試合後にはイヴァン・エスピノーサ社長兼CEOがベンチを訪れ、「最後まで諦めず、素晴らしかったです。次のシーズン、とても高いところを期待しています」とナインを鼓舞。来季以降の同部の活躍を期待した。