◆第86回皐月賞・G1(4月19日、中山競馬場・芝2000メートル)追い切り=4月15日、栗東トレセン

 才能が完全開花する予感だ。バステール(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)は団野大成騎手(レースは川田将雅騎手)を背に、栗東・CWコースを単走。

自らハミを取って進んでいき、促されるとグッと重心を下げて加速した。余力たっぷりに6ハロン84秒1―11秒8を計時。斉藤崇調教師は「道中リズム良く行くこと、アクションでちゃんと動けるということが目的。それに関してはしっかりできたかなと思う」とうなずいた。

 精神面、走りのバランスに課題を残すなかで迎えた前走の報知杯弥生賞ディープインパクト記念は、直線で大きな不利を受けながら、豪快な差し切り勝ち。JRA・G1・30勝を数える名手・川田騎手にこう言わしめた。「すごくポテンシャルの高さを感じるレースになりました」。今回の1週前追い切りにも騎乗した鞍上は「1か月でいい成長をしてくれたと感じる追い切りでした。ここでどれだけの走りができるのか、僕自身も楽しみにしています」と期待を隠さなかった。

 昨年、クロワデュノールで惜しくも2着に敗れた指揮官は「去年負けたぶん、今年(悔しさを)晴らせるように頑張りたい」と力を込めた。同じキタサンブラック産駒の素質馬が、クラシック初戦のリベンジを果たす。(山本 理貴)

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