◆JERAセ・リーグ 阪神―巨人(15日・甲子園)=雨天中止=

 巨人の阿部慎之助監督(47)が15日、ボビー・ダルベック内野手(30)と浦田俊輔内野手(23)に打撃の熱血指導を行った。この日は阪神戦(甲子園)が雨天中止になり、室内で調整。

状態が下降気味の両選手に、自ら打撃投手も務めて助言した。

 練習開始直後、まずはダルベックが入塾した。ネットで仕切られた一角でマンツーマンのレッスンがスタート。指揮官は約5分間、打撃投手として熱投した後、打席から数メートルの距離まで近づいてネットを置き、正面からトスを上げて繰り返し打たせた。「打ち方じゃないよ、待ち方じゃない?って話をして。打ち方は別に悪くないと思うからって」。通訳を通して背中を押す言葉をかけた。

 開幕から4番で奮闘する新助っ人だが、現在出場3試合連続無安打で打率1割8分8厘。相手に研究され厳しく攻められる中で、直近出場9試合は33打数4安打、打点なしともがいている。前日14日の阪神戦も好機で空振り三振。「彼が打ったらもっと打線が機能するだろうし」と計20分間、身ぶり手ぶりで伝えた。ダルベックは何度もうなずいて鋭い打球を連発。

吹っ切れたような表情だった。

 続いて、休む間もなく浦田のもとに向かった。二塁の守備やバント、盗塁などで貢献しているが、現在20打席無安打。阿部監督が自らトスを上げてツイスト打法を伝授し、打撃投手を務めた後、バットを持って左打席で実演した。現役時代に行っていた三塁ベンチ方向へのファウル打ちの手本も見せて実践させた。「もっとシンプルにした方がいいんじゃないのって話をしてね。自分で難しくしちゃってるから」。約45分間の密着は期待の表れだった。

 前日は今季初の甲子園で逆転勝利。昨年から甲子園の阪神戦は9試合連続1点差試合になり、全員の執念で白星をもぎ取った。雨天中止で16日の同カードに向けて仕切り直しとなったが、打撃不振の選手がリフレッシュできる恵みの雨に。得点力アップへのポイントになるダルベック、浦田と時間を有意義に使い、阪神戦連勝へ万全の準備を整えた。

(片岡 優帆)

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