オリックス・椋木蓮投手(26)がプロ5年目で初セーブを挙げた。「5、6回から、自分の中で浮ついている気持ちがありました」。

コンディショニングを優先した守護神・マチャドがベンチ外。いつもの8回から職場を変え、緊張感たっぷりに9回を迎えた。

 先頭の仲三を歩かせた。今季7試合目で初の与四球。呼吸を整え、カナリオは遊ゴロ併殺に仕留めた。最後は平沢を二飛。記念球をポケットにしまった。「本当に一つの目標だった。早い時期に(セーブを)取れてよかった」。21年のドラフト1位で入団したものの、新人だった22年9月に右肘のトミー・ジョン手術を経験した苦労人。喜びがこみ上げてきた。

 24年12月に同学年の一般女性と結婚。

「料理が何もかも上手で本当においしい」と栄養面で完璧なサポートを受けている。彼女のレパートリーは豊富で、好物が、人気ドーナツからヒントを得た「トンデリング」。輪切りのタマネギに豚肉を巻き、ショウガ焼き風など味付けも多彩だ。彩り豊かな野菜が添えられた、愛情たっぷりのオリジナルメニュー。開幕から無失点を続ける1軍で、活躍しなければいけない理由がある。

 先発で未勝利と苦しんだ昨季後半、リリーフへ配置転換。東北福祉大の先輩にもあたる岸田監督へ志願し、欠かせない存在になった。ブルペンでは同学年の古田島と2人がムードメーカー。「頑張れ!」と常に明るい声が飛ぶ。チームも京セラDで7連勝を決め、貯金2。再浮上の右腕が、本物の戦力となっている。(長田 亨)

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