◆米大リーグ ドジャース8―2メッツ(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が15日(日本時間16日)、本拠地・メッツ戦で今季3度目の登板を果たし、6回2安打10奪三振の内容で今季2勝目を挙げた。最速は100・4マイル(約161・6キロ)。

4回までの無失点投球で、日本人先発最長となる連続自責点0イニングは「32回2/3」に更新。チームはメッツに8ー2で勝ち、3連勝でスイープを飾った。

 大谷は3回は2死二塁のピンチを招いたが、1番リンドアに対する11球目。最後はゆったり足を上げてからのクイック投法でこの日最速となる99・6マイル(約160・3キロ)の直球で空振り三振にねじ伏せ、リンドアも苦笑いを浮かべるほどだった。3回まで無失点(自責0)に抑え、連続自責点0イニングで岩隈(マリナーズ)と自身が持つ31回2/3の日本人最長タイ記録に。すると続く4回も無失点で切り抜け、「32回2/3」に更新した。

 5回は先頭アルバレスに四球を与え、続くベンジの当たりは左前へのライナーでヒットかと思いきや、一塁走者がスタートを切れずに二塁にボールが送られて、ラッキーな左翼ゴロとなった。続くセミエンも歩かせ、1死一、二塁のピンチを招くと、メレンデスに右翼へのエンタイトル適時二塁打を許した。だがここからギアチェンジ。100マイルの直球を連発し、複数失点は阻止した。6回は圧巻の3者連続三振で、23年6月27日の敵地ホワイトソックス戦以来の2ケタ10奪三振に到達した。

 この日は打線に入らず、投手専念となった。

エンゼルス時代の21年5月28日(同29日)の敵地アスレチックス戦以来5年ぶりで、22年の大谷ルール導入後は公式戦では初めて。13日(同14日)のメッツ3連戦の初戦では、初回の1打席目に94マイル(約151キロ)のシンカーが右肩付近に直撃しており、死球の影響が懸念されていただけに、ロバーツ監督は試合前に「右肩の肩甲骨あたりに死球を受け、まだ少し痛みが残っている。今夜は一つのこと(投球)に集中させたいと考えた。今回は投球だけに集中することで、体にもメンタルにも良い影響があると思っている」と理由を明かしていた。

 この日、「4・15」は初の黒人選手の功績をたたえる「ジャッキー・ロビンソン・デー」。MLBで永久欠番の「42」のユニホームを全選手が背負い、ドジャースナインはブルックリン時代の「B」の帽子を着用した。大谷はこれまで20年以降の計6年間、いずれも打者出場。投手としてはメジャー1年目の18年に登板を予定していたが、極寒のため中止。念願の初登板だった。

 バットでは、前日のメッツ戦で、同点の8回1死二塁、一打勝ち越しの場面だったが、メッツベンチはすぐに申告敬遠。これでロン・セイを超えて球団史上単独4位となる48試合連続出塁を記録した。同じ二刀流の“野球の神様”ベーブ・ルースが1923年に達成した「50」も目前だ。

この日は投手専念で打席に立たないため、連続試合出塁記録は継続するという。

 チームは2回に金慧成が先制2ランで援護すると、2―1の6回にはT・ヘルナンデスにも右翼ソロが飛び出し、大谷を援護。8回にはラッシングにグランドスラムが飛び出すなど快勝で3連勝を飾り、17日(同18日)からは菅野智之投手らを擁するロッキーズとの敵地4連戦に臨む。

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