米国の競走馬セールで2歳馬が衝撃の16億円超で落札された。超高額馬が誕生したのは、現地時間4月17日に米国フロリダ州で開催されたOBS(オカラ・ブリーダーズ・セール)社のスプリングセール最終日(4日目)だった。

 セール開幕前から注目されていたのは、上場番号1056番のフライトライン産駒(牡2歳、母ルクレツィア)。米国の競馬メディア「ブラッドホース」によると「最初の入札価格は予想をはるかに上回り、100万ドル(約1億5900万円)からスタートした」と報じている。激しい競り合いの末、最終的に落札額は1050万ドル(約16億6000万円)まで上昇。米国を拠点にするゼダン・レーシング・ステーブルを代表して入札したドナート・ラニー氏が落札した。同社セールの最高額落札だった300万ドル(25年セール=2歳G1制覇のブラント)を大幅に超えた。

 公開調教ではラスト1ハロン9秒6をマークしいたフライトライン(父タピット)の初年度産駒。父は現役時代に6戦無敗で引退。故障で3歳クラシックには参戦できなかったが、BCクラシックを含むG1・4連勝はいずれも6馬身差以上の大差勝ちと底を見せないまま種牡馬入りした。母ルクレツィア(父イントゥミスチーフ)は重賞入着馬ぐらいの実績だが、祖母はカナダの重賞を制覇している。

 衝撃の落札額に「ブラッドホース」も速報をアップしている。「ボブ・バファート調教師が彼をとても気に入っていました。初めて会った時から気に入っていたんです」と落札したドナート・ラニー氏のコメントを掲載している。

さらに「ボブは、彼を見て思い出したのが、バレットセールで2歳馬トレーニングセールに出品されたアンブライドルズソングだけだと言っていました」と、世界的な名種牡馬を引き合いに出したことも紹介している。また、北米で上場された2歳馬の中では、2006年に1600万ドルで落札されたザグリーンモンキー(牡)に次ぐ史上2番目の高額落札馬だと報じている。

 フライトライン産駒は日本でも人気があり、一昨年のセレクトセールで3頭中2頭が2億円超え。昨年も計5頭の上場で4頭が1億円超で落札されている。

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