◆明治安田J2・J3百年構想リーグ▽第12節 磐田1―0岐阜(25日、静岡・ヤマハスタジアム)
22日に就任したばかりのJ2磐田・三浦文丈新監督(55)が初陣を飾った。J3岐阜を1―0で下して、今季初の4連勝。
防戦一方となったラスト10分を、磐田はしのぎ切った。ゴール前のFKを長身FWマテウスペイショット(30)が阻み、左右からのクロスもDF陣が集中してゴール前ではね返す。試合終了の笛にイレブンは抱き合い、三浦新監督はベンチのメンバーとハイタッチ。「ホッとしています。選手が魂を出して戦ってくれました」と初戦を勝利で飾り胸をなで下ろした。
小学生の大歓声が背中を押してくれた。この日は市内の小学5、6年生が授業の一環として観戦。教員・保護者を含めると約3300人がバックスタンドから見守っていた。
そんな子どもたちの熱視線に応えるように、右サイドが前半35分に躍動した。MF川崎一輝(28)が、猛然と駆け上がったDF植村洋斗(24)へスルーパス。「小学生にパワーをもらった」とゴールラインギリギリで追いついてクロスを送ると、「植村なら必ず追いつく」と信じて走っていたグスタボシルバが決めた。
2011年から始まった「一斉観戦」の試合は、ここまで11勝3敗(20年はコロナ禍で開催なし)で、6連勝中だった。勝利を呼び込んだ川崎も「鳥肌が立つくらいの声援でした。応援の力をあらためて感じました」と目を細めた。
今季就任した志垣良監督が「自信が持てない」と19日にフロントと相談。協議の結果、22日に辞任が発表され、三浦コーチが急きょ昇格した。岐阜戦まで時間は短かったが、「5―4―1で粘り強く守ってゴール前に侵入させない」と意思を統一。今季初の4連勝を3戦ぶりのクリーンシートで飾り、「残り7戦で5勝して」というクラブの要望もクリアしそうな勢いだ。
次節・29日はアウェーで松本戦。グスタボは「勝てたことは大きいが、ここで満足していては意味がない。次も勝つ」と気を引き締め直した。(里見 祐司)

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