◆明治安田J2・J3百年構想リーグ東地区B▽第12節 札幌2―1いわき(25日・大和ハウスプレミストドーム)

 後半アディショナルタイムの2得点で逆転したいわき戦は、結果としては良かった。同点弾の家泉は最前線に置かれ、ものすごい迫力を出した。

J2でも上位といっていいパワーを生かし、しっかり頭で決めたのは見事だった。

 1トップのバカヨコが0―0の状況で好機を3度外したが、ポストプレーはうまくなっているし、能力の高さは示していた。今はシュートに関して勢いで打っている感があるから、確信が持てないなら持ち直したりしていけば、確率も上がってくる。Jリーグに来た外国人選手で、急にシュートがうまくなる選手は何人も見てきた。ひとつのきっかけで入るようになるし、意識も変わってくるもの。周りが彼の怖さを生かすためのプレーをしていけば、もっと結果は出せる。

 チーム一丸となって挙げた評価できる1勝だが、どうしても指摘したいことがある。前半2分、荒野が自陣でルーズボールを拾ってドリブルで敵陣に進入した後、左のバカヨコにパスを出した場面があった。しかしスピードダウンさせてしまったため、好機にはならなかった。あそこは前のスペースに出してビッグチャンスにしなければいけなかった。あの時点でこの試合を難しくさせてしまった。

 僕が出ていたらぶちぎれたくらい、シビアにやっていかないといけないプレー。

勝ったから良しでは何も生まれない。次に向けて突き詰めていかないと。2得点につながった長谷川の左からのクロスは、トラップした際の置き所など細部までこだわっていたから上がったもの。これくらいでいいやのボールでは絶対に通らない。1個のパスを大事にしないと、成長はしていけない。(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)

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