WEST.の桐山照史が27日、都内で行われたミュージカル「ミス・サイゴン」(10月~来年1月、東京・東急シアターオーブほか全国5都市)の製作発表記者会見に出席し、意気込みを語った。

 ベトナム戦争で陥落間近のサイゴンを舞台にした物語。

1992年の日本初演から35周年を迎え、通算上演回数1569回を重ねる。今回は2022年の帝国劇場公演以来、約4年ぶりの再演。会見冒頭では総勢56人のキャストが勢ぞろいし、約30分で全8曲の劇中歌を披露した。

 桐山は前回まで市村正親が演じてきたフランス系ベトナム人のエンジニア役で、駒田一、東山義久とのトリプルキャストとなる。囲み取材では、初出演の自身を表すキャッチフレーズについて聞かれ「“三面性”を出せるエンジニアになりたい」と回答。「桐山照史として36年生きてきたので、その匂いをうまくミックスさせられたらいい。人間的なコミカルさをうまく入れられたら。ギラついてるところとヘコヘコしているところに、パフォーマーみたいなものが入れられたらいいかな」と滑らかに語った。

 この日は前回公演のゲネプロで、東山が市村の劇中歌に感動したところ「『そうだろ、俺すげえだろ? 俺は900回以上やってる。俺のマネしたらダメだからな』と言われてから気持ちが楽になった」と言われたエピソードも披露された。これを聞いた桐山は思わず「格好いい」と本音がポロリ。駒田のアドバイスも聞き「気が楽になったけど、自分のエンジニアってどんなんやろ…と不安もよぎった。

自分のエンジニア像を出したい」と気合を入れ直した。

 過去に俳優仲間から「ミス・サイゴン」の空気感に合っていると声をかけられたという。実際に鑑賞した時に、楽しさよりも「なんで僕ここに立ててないんだ」と悔しさがわき出た。本格的なオーディションは事務所入所時以来、約25年ぶりだったが「いつかこの舞台に立たせていただきたい。事務所も自分の夢を応援してくれるということでオーディションを受けた。オーディションは覚えてないぐらいのスピード感だったけど『絶対かましたる』と思って行った」と、執念で突破したことを明かしていた。

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