◆第173回天皇賞・春・G1(5月3日、京都競馬場・芝3200メートル)

 伝統の長距離G1、第173回天皇賞・春(5月3日、京都)で馬券的中のヒントを探る「G1トク捜リレー」では、美浦のイシゴー記者(石行佑介)がステイヤーズS覇者のホーエリートに熱視線。アクアヴァーナル、ヴェルミセルを含めた3頭が、1953年のレダ以来となる73年ぶりの牝馬Vを狙う。

 走りたくて仕方ない。ホーエリートの1週前追い切りを見て率直にそう感想を抱いた。前走のダイヤモンドSの最終追い切りもそうだったが、とにかく前進気勢が抜群。騎乗した戸崎も「先週(2週前)よりもしっかりとスイッチが入って、上がってきたなという感じ」と評価すると同時に「ここまで成長してくるかという感じ」と一段ずつ着実に階段を上がるパートナーに厚い信頼を寄せている。

 28日は美浦・坂路を活気十分に駆け上がると、ポリトラックを軽めに乗られた。引き揚げの際にキビキビとした集中力のある姿も印象的に映る。馬房で気持ちが高ぶるところはないのか、担当の泉助手に朝の様子を聞くと「活気があって本当にいいですね。オンとオフがついてメリハリがあります」。本番へ向けて、じわじわと気持ちを乗せて来られている今の状態面は文句のつけようがない。

 今回でキャリア17戦目となるホーエリートだが、関西圏への長距離輸送は24年秋華賞以来2度目。当時は10着に敗れており、気が抜けないところだろう。泉助手は「秋華賞の時も状態は良かったし、輸送で失敗した感じもなかった」と振り返る。

それでも「前日輸送では結果を出せていない。着いてから元気になりすぎてしまう」と、2度の福島輸送も結果が出ていない点を踏まえ「今回は前々日(金曜)輸送で乗り込みます」と対策は十分だ。史上2頭目となる牝馬Vの偉業が現実味を帯びてきた。(石行 佑介)

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