◆第173回天皇賞・春・G1(5月3日、京都競馬場・芝3200メートル)

 桜花賞は2歳女王の直行はVサインだったスターアニスを軸に指名。皐月賞は前走時の馬体重500キロ以上の馬の好成績からリアライズシリウスを軸にロブチェンを相手候補の一頭に挙げ、終わってみれば、推奨した前走時の馬体重500キロ以上のワンツースリー。

天皇賞・春でもデータから光る傾向が見えてくる。

 前哨戦編でも触れた通り、過去10年の勝ち馬のうち、24年のテーオーロイヤル(天皇賞・春で3着あり)を除いて、菊花賞で1~3着馬。人気別では1番人気5勝、2番人気4勝、3番人気1勝で、いずれも単勝オッズ6・0倍以下。長距離実績馬が順当に力を発揮するG1。クロワデュノールの参戦はあっても、昨年の覇者ヘデントール、そのヘデントールに24年の菊花賞で鼻差に迫る3着だったアドマイヤテラを推す。ともに過去4年で3勝の父の父がキングカメハメハ。キンカメ産駒は【0・0・0・14】(過去10年)だが、父の父となると【3・0・1・6】。今年は5頭と多数スタンバイするが、この2頭を1着候補に置きたい。

 ただ、天皇賞・春はヒモ穴を狙うべきレースでもある。過去10年で単勝10倍以上が2着6度、3着4度。対象9頭(ディープボンドが2度)では、菊花賞出走経験があるか、ない場合は海外重賞Vか国内古馬G1で馬券圏内で、当てはまらないのは19年8番人気3着のパフォーマプロミスだけだ。

 ヒモ穴候補はシンエンペラー。

24年のジャパンC2着同着、昨年はネオムターフCを優勝と3000メートル以上の出走経験こそないが、実績要件はダブルでクリア。過去10年で前走海外は【0・1・1・0】で、シンエンペラー自身も海外帰りはいずれもジャパンCで〈2〉〈8〉着。昨年8着時も4着クロワデュノールからなら0秒5差だった。また、矢作厩舎の芝3000メートル以上は48戦して菊花賞Vのコントレイルの1勝のみ(海外でステイフーリッシュの活躍はあるが…)。それでも注目は2着、3着が5度ずつあること(2着率、3着率はともに10・4%)。押さえ必須の一頭だといえる。

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