パ・リーグ オリックス3―0ロッテ(4日・京セラドーム大阪)

 オリックス・高島泰都投手(26)が、端正なマスクを崩した。「フォークがしっかり決まり、ゴロでしっかり打ち取れたのが良かった」。

81球で自己最長に並ぶ7回を投げ、5安打無失点でキャリアハイ更新の3勝目。開幕から無傷の3連勝で、パでは唯一、白星のなかったロッテにも初めて土を付けた。

 プロ2年目の25年はロングリリーフで唯一無二の輝きを放ったが、先発では3、4月に挙げた2勝止まり。今季はスターターにこだわる理由があった。同学年で23年ドラフト同期の古田島が、昨年9月に右肘をクリーニング手術。「やっぱり早く治してほしい。けがに効く神社はないかな?」と下調べを重ね、東大阪市にある石切神社のお守りを手渡した。

 根底にあったのは「いつか僕が先発で投げて、コタがリリーフでつないでくれたらうれしい」と共通の目標。現在はファームで再調整中の盟友にも、この日の快投は届いたはずだ。

 チームは今季3度目の完封勝ちで、最大タイの貯金7。「次は8回、9回を投げられるように」と視線をさらに上げた。社会人時代の所属にちなみ「王子から来た王子様」と女性ファンに人気の成長株。

完全覚醒の時が来た。(南部 俊太)

 〇…オリックスは「Bsオリっこデー2026」として特別ユニフォームで戦った。背ネームを自身が考えたニックネームに変更。西川は「大阪府大阪市の港区が好き」と昨年から派生させた「ミナトクダンシ2」を着用し、6回に中前適時打。ドラフト4位の窪田は出場がなかったが、地元の北海道・由仁町で半世紀も愛される実家の人気ホルモン店にちなみ「トウキョウホルモン」を選んだ。

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