◆米大リーグ レイズ―ブルージェイズ(5日、米フロリダ州タンパ=トロピカーナフィールド)

 ブルージェイズ・岡本和真内野手(29)が5日(日本時間6日)、敵地・レイズ戦に「3番・三塁」で出場。初回に2試合ぶりの10号先制ソロを放ち、1年目の日本人選手では11人目の2ケタ本塁打を達成した。

デビューから出場35試合目での到達は今季の村上(ホワイトソックス)の24試合目に次ぐ、史上2番目のスピード記録。5月5戦5発の無双ぶりで、シーズン45発ペースと、“大谷超え”が現実味を帯びてきた。

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 頑強な肉体によく似合う。岡本がベンチで喉を潤す際、その手には30センチを超える“デカボトル”が握られている。中身はただの水ではない。ブルージェイズの栄養士・讃井(さぬい)友香さんが、異国で戦う主砲のコンディションのために毎日作る“特製ドリンク”だ。

 筋肉や神経の機能維持などに役立つナトリウムやカリウムなどの電解質が入っている。讃井さんは「こっちに来ると(使う)ブランドも違いますから。彼に合う栄養と味を聞きながら、作っているんです」と明かす。糖質の量にも注意を払い、パフォーマンスを維持するために最適な配合を導き出している。

 実は容器自体も岡本のリクエスト。通常はペットボトルに入れるが「あのボトルがいい」と、こだわりを聞いて尊重。

「『(味は)適当に入れて』と言われてるので、私が『今日はこれ!』って選んでいます」。マンゴー、メロン、オレンジなどの複数のフレーバーの中から、直感でチョイスする。重みのあるボトルに詰まった献身も力強いスイングを支えている。(宮内 孝太)

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