◆第21回ヴィクトリアマイル・G1(5月17日、東京競馬場・芝1600メートル)

 馬トクの東西トレセン担当記者が馬券的中のヒントをリレー形式で紹介する企画「G1トク捜リレー」で、この日は美浦の三戸達也記者が担当。重賞で2着が7回のボンドガール(牝5歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ダイワメジャー)に注目した。

 上がり1位と2位タイの差し決着となったNHKマイルC。Bコースに変更でも、今週も差し馬の台頭が怖い。ある関東馬が気になる。小倉牝馬Sで上がり最速33秒4の脚を使い、2着に迫ったボンドガールだ。重賞で2着7回の“シルバーコレクター”がG1で頂点を狙う。

 昨年は2番人気(16着)に支持されたが、その後は成績が安定せず。早い時期にピークを迎える傾向のダイワメジャー産駒で、5歳を迎えて厳しいかと思われた矢先に先述の激走があった。手塚久調教師は「小倉は滞在が良かったのか、いつ走るか分からないですね」と苦笑するが、衰えがないことを示した。

 その末脚を引き出した丹内祐次騎手=美浦・フリー=に戻る。指揮官は「一回うまく乗って、イメージがあるからいいと思います」と期待する。丹内騎手が騎乗した1週前追い切りは、美浦・Wコースで4ハロン49秒4―11秒5の好時計。ジョッキーは「いい動きでしたよ。

しまいは伸びていました」と好感触をつかんだ。

 昨年はキャリアハイの95勝、今年も33勝で関東リーディング2位につけて脂が乗る鞍上は、まだG1に手が届いていない。同期の津村明秀騎手が2年前に14番人気のテンハッピーローズでG1初勝利を飾ったことを踏まえ、「このレースは何が勝つかわからないから」と不敵に笑った。人馬ともに初のビッグタイトルが、この舞台になっても不思議はない。(三戸 達也)

編集部おすすめ