日本サッカー協会(JFA)は14日、都内で理事会を開催した。理事会では、なでしこジャパンの監督に狩野倫久氏の就任が決定したことが承認された。

 狩野監督は書面にて「なでしこジャパンの新監督にご指名いただき、大変光栄に思うとともに、身が引き締まる思いです。近年、世界の女子サッカー界は目覚ましい発展と進歩を遂げています。競技レベルは年々向上し、インテンシティが高く、スピードやパワーといった高いアスリート能力に加え、ピッチでは高度なチーム戦術を用いての攻防が世界のスタンダードとなり、戦術理解度もより一層求められる時代となりました。世界の頂点に立つためには、これまで積み上げてきたなでしこジャパンの強みである攻守における連動性や献身性をさらに磨きながらも、攻守での1対1の局面や、一つ一つの球際でのバトルに勝ち切る強さ、チーム・グループにおける個をさらに上げていく必要があると感じています。攻守ともにアグレッシブにタフで逞しく躍動するなでしこジャパンの姿をピッチでお見せし、ファンやサポーターの皆さまが『もう一度見たい』、『応援したい』と思っていただけるよう全力で努めます。私は、今の日本の女子選手たちには大きな可能性があると信じています。なでしこジャパンの監督として、世界一奪還を目指すとともに、日本国内でも女子サッカーがさらに盛り上がるよう、日本女子サッカー界全体の発展に貢献できるよう誠心誠意取り組んでまいります」とコメントした。

 女子日本代表は3月のアジア杯で優勝。大会6試合で29得点1失点を記録し、攻守で圧倒した。しかし、アジア制覇からわずか12日後にニルス・ニールセン監督の電撃退任が発表された。衝撃が走る中、4月の米国遠征はニールセン体制でコーチを務めていた狩野倫久氏が監督代行を務めることになっていた。

 ◆狩野 倫久(かのう・みちひさ)1976年7月6日、大阪府生まれ。

49歳。現役時代は1989年に大阪府社会人1部の枚方フットボールクラブ・ユナイテッドに加入すると、03年に当時JFLの佐川急便大阪SCで引退。指導者として同年から佐川急便大阪SCのコーチを務め、15年にJFAナショナルトレセン(女子)関西コーチを経て、24年10月からなでしこジャパンコーチに就任。26年5月からなでしこジャパン監督就任。

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