女優の綾瀬はるかお笑いコンビ「千鳥」の大悟が現地時間16日、フランスで開催中のカンヌ国際映画祭で、コンペティション部門に選出された映画「箱の中の羊」(是枝裕和監督、29日公開)の公式上映に参加した。

 上映中に涙を流す観客の姿も多く、大悟のセリフに客席から何度も笑い声が上がった。

上映後には、2300人の観客を収容する会場からは割れんばかりの拍手が起き、9分に及ぶスタンディングオベーションに迎えられた。

 公式上映を終え、大悟は「当然初めてだったので、すごくびっくりした。いい経験させていただきました」と笑顔。綾瀬も「上映中『ここで笑いが起こるんだ』とか、反応が日本の方とは違って、それがすごく新鮮でした。それも含めて一緒に体感できたのがとても面白かったです」。同映画祭常連の是枝監督は「周りの人がどういう感じで見ているのかなと思って見ていましたが、最後まで集中して見てくれているのが伝わってきたので、ホッとした。ここにまた本当にみんなで来られたことを喜びたいなと思っています」と感激していた。

 9分ものスタンディングオベーションに、大悟は驚きを隠せず「10分近くなんて拍手をしたこともないし、されたこともないし、本当にスタンディングオベーションを『もうそろそろ…』と止めている人も初めて見ましたし、そんな監督にビックリしました(笑)。もらえるなら、もろうとけばいいのにと(笑)」と大悟らしい言い回しで感謝していた。

 現地では、是枝監督に対し「コレ・エダ」という声援が飛び交うほどの人気っぷり。声援の大きさに綾瀬は「呼びかけとかも声援もそうですし、上映で見ているお客さんが本当に監督の作品が好きで、すごく期待を込めて、真剣に見てらっしゃるなっていうのが伝わってきた。やっぱり世界の是枝さんだったんだなって思います」と回顧。

大悟も「僕が昨日の街でロケしていましたけれども、日本人というだけで『コレ・エダか?』と聞かれた。『俺はコレ・エダではない』、是枝の映画には出たぞと言っても、何を言っているんだみたいなことは言われました。それぐらい(すごい)。でも撮影中には、その雰囲気を僕らには見せない方だなという感じでした」と撮影中のエピソードを絡めながら、影響力の大きさを実感していた。

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