◆関西六大学野球春季リーグ戦 ▽最終節2回戦 大商大10―0京産大(17日・マイネットスタジアム皇子山)

 大商大が2季ぶり29度目(旧リーグを含む)の優勝で、9大会連続16度目の全日本大学選手権出場を決めた。昨秋覇者の京産大に連勝して勝ち点4とし、勝ち点で並んだ龍谷大を勝率で上回った。

真鍋慧中堅手(3年)が4安打4打点と活躍した。全日程を終え、最優秀選手賞は、4勝を挙げた大商大・星野世那投手、最優秀防御率賞(0・41)は龍谷大・藤本颯太、首位打者(4割8分9厘)は龍谷大・市橋昂士中堅手(いずれも4年)が、そろって初めて獲得した。

 大商大・真鍋のバットが火を噴いた。4回2死二塁で中越えに適時二塁打、6回1死満塁では左中間へ走者一掃の二塁打を放った。今季は、いずれもトップの3本塁打、15打点、出塁率6割2分、ともに2位の打率4割7分2厘、17安打で3度目のベストナインを獲得。「いい結果が出た」。初回2死一塁の遊飛(記録は内野安打)で走塁を怠り、冨山陽一監督(61)の「下げようかと思った」というカミナリを回避し、4安打4打点と暴れた。

 昨春は7季連続Vを決めたが、冨山監督や当時4年生の不祥事が続き、全日本大学選手権の出場を辞退した。「折れずに頑張ることしかできなかった」。広陵(広島)で甲子園に3度出場し、プロに注目された打撃を磨いてきた。

 全日本大学選手権は、初日の第3試合に神宮で1回戦を行う。21、22年に2年続けて準優勝し、全国区になった明治神宮大会以来の聖地がい旋だ。

「とにかく勝ちたい。勝てればいい」。真鍋が悲願の全国大会初Vに導く。(福島 凜子)

 ◇その他の表彰選手【ベストナイン】▽投手=中山優月(大商大3年)〈2〉(外野手で1度)▽捕手=杉本晴基(大経大2年)〈1〉▽一塁手=坂東泰樹(京産大4年)〈1〉▽二塁手=田村颯麻(龍谷大2年)〈1〉▽三塁手=松原慶太(京産大4年)〈1〉▽遊撃手=権田結輝(大商大2年)〈2〉(三塁手で1度)▽外野手=春山陽登(大商大4年)〈3〉、真鍋慧〈3〉(指名打者と一塁で各1度)、市橋昂士〈3〉▽指名打者=佐藤希興(龍谷大4年)〈1〉【担当記者クラブ賞】市橋昂士〈1〉、星野世那〈1〉【平古場賞(新人賞)】秋山昌広(龍谷大2年)〈1〉

 ※カッコ内は受賞回数

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