巨人の坂本勇人内野手(37)が18日、盟友の“共闘宣言”に応える覚悟を示した。16日(日本時間17日)に日米通算150勝を達成したロッキーズ・菅野智之投手(36)の「勇人さんもまだまだこんなもんじゃない」というエールを「もちろん見ましたよ」としっかり受け止めて刺激とし、後輩のさらなる活躍を期待した。

19日は福島・ヨークいわきスタジアムで首位・ヤクルトと対戦するが、過去10年の東北シリーズは打率3割1分7厘と好相性を誇る。背番号6が、6連勝中のチームの勢いをさらに加速させる。

 米国からのエールは、坂本にしっかりと届いていた。日米通算150勝を達成した菅野から「勇人さんもまだまだこんなもんじゃないと思っています。舞台は違いますけど活躍を僕は見ているので、まだまだ頑張っていきたい」と海を越えた“共闘宣言”。その記事を読んだ坂本は「もちろん見ましたよ」と菅野の思いを胸に刻み、アンサーとしてエールを送った。

 「あれだけの選手がそろっているメジャーの舞台でも、あれだけ勝ってる姿を僕もしっかり見ていますから。これからもっともっと1勝でも多く積み上げていく姿を見たいですね」

 菅野が12年ドラフトで入団してから24年オフにメジャーに挑戦するまで、12シーズンの間、投打の看板として巨人をけん引した2人。坂本が13日の広島戦(福井)で通算300号を達成すると、菅野が16日(日本時間17日)に日米通算150勝に到達。期せずして両雄のメモリアルウィークが重なった。かつては常勝球団のため、ポジションの垣根を越えて意見を出し合ったこともある。「野手とピッチャーで違いますけど刺激し合えた仲」と認め合う盟友からのメッセージに、奮い立たないわけにはいかない。

 熱いエールを胸に、ゆかりの地から再加速する。青森・光星学院高時代に過ごした東北シリーズは過去10年で41打数13安打、打率3割1分7厘。19日にヤクルト戦が行われるいわきも9打数3安打と好相性だ。21年東京五輪では福島・あづま球場の1次リーグ初戦ドミニカ共和国戦でサヨナラ打。常々「東北のファンの方々にいいプレーが見せられるように」と口にしてきた“申し子”のバットに期待がかかる。

 チームは目下6連勝中と波に乗っている。その3戦目だった13日の広島戦で逆転サヨナラ3ランを放った坂本が、上げ潮ムードを一層高めたことは間違いない。今季は地方で4戦4勝の好データも2・5差で追う首位のヤクルトとの一戦を後押しする。

 この日は東京から特急で福島入りした。14試合ぶりに先発出場した17日のDeNA戦(東京D)は3打数無安打も、三塁で好守を連発して「スミ1」の6連勝に貢献した。打席入りで起こるチーム随一の大歓声が、G党の背番号6に対する期待の証しだ。「まだまだ打つつもりで頑張ってるんで。

期待に応えたいなっていう、それだけです」。東北、海を越えて吉報を待っている人たちへ、思いに応える一打を届ける。(内田 拓希)

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