◆米大リーグ ロッキーズ4―2ダイヤモンドバックス(16日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ロッキーズ・菅野智之投手(36)が16日(日本時間17日)、日米通算150勝目(NPB136勝、MLB14勝)を達成した。16日(日本時間17日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦で先発。

5回88球を投げて、毎回走者を背負ったが、7安打2失点、3四死球の粘投で、今季4勝目(3敗)をつかみ、節目の白星を手にした。

 試合前には吐き気や下痢などの体調不良に見舞われるアクシデントもあったが「自分でマウンドに上がると決めた以上はしっかり自分のできる仕事をしようと思っていましたし、そういう言い訳はしないようにしていました」と気合の投球を見せて、チームに勝利をもたらした。

 近年、球界では投手の分業制が進み、特にメジャーでは先発投手が1試合を投げきることはほとんど見られない。救援投手のできにも左右される「勝利数」の評価は年々薄れていっている。昨季、ナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたスキーンズ(パイレーツ)は防御率が1・97でリーグトップだったが、勝敗は10勝10敗。最多勝のペラルタ(ブルワーズ、現メッツ)は17勝6敗、防御率2・70だったが、サイ・ヤング賞投票は5位だった。サイ・ヤング賞投票で票が入った9人のうち、10勝は最少タイだった。

 もちろん、どれだけ好投しても打線の援護や、リリーフ投手の投球に左右されるため、先発投手の実力を十分に示すかといったら難しい部分もある。それでも菅野は「昔の野球の貯金があったので」と苦笑いしながら「あまり評価されない数字とは言え、無関係でもない数字だと僕は思うので、僕は僕なりのしっかり、自分の勝ちを大事にしながら。あとはこっちの野球で大切にされている部分もやっぱり磨いていかないと行けない部分もあるので、そこもしっかり目を向けてやっていきます」と口にしていた。

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