プロ野球ファーム・リーグ中地区のハヤテベンチャーズ静岡の広沢新太郎外野手(25)が、このほど3、4月度の「SMBC信託銀行ファーム月間MVP」に選出された。球団創設3年目で初の受賞者となった。

俊足巧打の左打者は「今まで積み重ねてきた努力が一つの形になってうれしい」と喜びを口にした。3、4月度は25試合で33安打、8打点、打率はリーグトップの3割4分4厘を記録。さらに地区2位の10盗塁と、リードオフマンとしての活躍が評価された。

 ”落第生”が、今やハヤテの主力だ。広沢は2024年オフに、球団創設2年目メンバー選考のために行われたハヤテのトライアウトで不合格となり、BC茨城へ入団。50メートル走6秒を切る俊足を武器に、安打製造機タイプとしてプレーしていたが、長打も狙える打者へと転換した。

 パワーアップして昨オフ再びトライアウトに挑戦してハヤテに入団し、球団初の快挙を成し遂げた広沢。この日の中日戦で2安打し、打率3割4分2厘と好調を維持しており、「引き続き、数字を残していければいい」。さらに進化し、次は今秋ドラフトの指名をつかみ取る。(伊藤 明日香)

 ◆広沢 新太郎(ひろさわ・しんたろう)2001年3月22日、大阪市生まれ。25歳。福岡工大城東高を経て、九州総合スポーツカレッジに進学。

一般就職を考えていたが、周囲の後押しを受け、九州アジアリーグの大分に入団。21年から4季所属し、昨季はBC茨城でプレー。今季からハヤテに加入。177センチ、74キロ。右投左打。

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