阪神OB会長の掛布雅之氏(71)=スポーツ報知評論家=が16日、鹿児島・日置市の故・横田慎太郎さんの自宅を訪れ、仏壇に手を合わせた。前日(15日)には鹿児島市内で、父・真之さん、母・まなみさんとも会食。
頭を下げ、長い時間、手を合わせた。「涙が出てくるよ。この空気感、横田がここにいるようだね」と掛布氏が神妙な表情でつぶやいた。慎太郎さんが引退後、一人暮らしした鹿児島県日置市内のマンションの仏壇にはユニホーム姿の写真が飾られていた。周りには、入院中に撮影した掛布氏とのツーショット写真や、視力が悪くなる中、少しでも見えるようにと試したいくつものサングラス、バットにグラブ…思い出の品で囲まれていた。
不思議なこともあった。父・真之さん、母・まなみさんらと話しながら、サインした色紙に日付を入れる際、ペンが「2023年」と自然と走った。「あっ、間違えた。でもこれ、横田が亡くなった年じゃないか」と、その偶然に驚いた。
掛布氏が横田さんの自宅を訪れるのに合わせて、鹿児島市内の映画館「鹿児島ミッテ10」では15日~21日まで、横田さんの人生を描いた映画「栄光のバックホーム」を復活上映。掛布氏は弔問の後、舞台あいさつに駆けつけた。
映画では、お見舞いの際に「復活」と力強く書いた色紙を渡すシーンがある。「奥さん(安紀子夫人)が習字の段を持っているので手本を書いてもらって書くのだけど、全然バランスが取れない。10枚ぐらい書いて、ようやくこれだった、と」と何度も書き直したエピソードを披露した。
横田さんが一番好きだったという桜島が目の前に見える公園にも訪れた。「この雄大な景色を見て育ったのか」と感慨深げ。「野球の神様がいるんだったら、奇跡のバックホームなんか要らなかった。病気を治す奇跡がほしかった。指導者として一番印象に残っている選手で、忘れてはいけない選手。これからも語り継いでいかないといけない」。思い出をかみ締め、使命感を強くする旅となった。(島尾 浩一郎)
◆掛布OB会長と横田さん 掛布氏がGM付育成&打撃コーディネーターに就任した13年秋に横田がドラフト2位で阪神入団。「トリプルスリーを狙える逸材」とほれ込み、翌14年の2月のキャンプから二人三脚で指導した。
〇…掛布氏の弔問に、横田慎太郎さんとドラフト同期入団の阪神OB・山本翔也氏(37)=現さわかみ関西地域プロ野球リーグ・堺シュライクスコーチ=も同行した。王子製紙から13年のドラフト5位で入団し、同2位の横田さんは7歳下の弟分だった。「慎太郎の野球に対する姿勢や思いを忘れないため、野球ができることは当たり前じゃないと教え子たちに伝えるため来ました」と、24年から3年連続で自宅を訪れている。










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