◆米大リーグ ロッキーズ4―2ダイヤモンドバックス(16日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ロッキーズ・菅野智之投手(36)が16日(日本時間17日)、日米通算150勝目(NPB136勝、MLB14勝)を達成した。

 菅野は16日(日本時間17日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦で先発。

5回88球を投げて、毎回走者を背負ったが、7安打2失点、3四死球の粘投で勝利投手の権利を手にして、3―2と1点のリードを持って降板した。8回まで1点のリードをリリーフ陣が守り抜くと、8回裏には打線が追加点を奪ってリードを2点に広げて逃げ切り、今季4勝目(3敗)を挙げ、節目の白星をつかんだ。

 粘りの投球だった。初回は2安打を浴びながら無失点で切り抜けると、1回裏に味方打線が2点を先制。2回は1死一、三塁でダブルスチールを決められて1点差に迫られたが、なんとかリードは守った。

 再び2点差になった3回は3者連続四死球と制球を乱すも無失点。4回は1死一塁でマキャンを二ゴロ併殺打に打ち取った。5回は1死からこの試合3度目の対戦となったマルテ、キャロルに2者連続の二塁打を浴びて1点差に迫られたが、1死二塁からペルドモを中直、アレナドを一ゴロに抑えてリードを守った。

 菅野は4月29日(同30日)の敵地・レッズ戦で今季3勝目を挙げて、日米通算150勝に王手をかけた。だが、5月4日(同5日)の本拠地・メッツ戦で6回途中4失点、同10日(同11日)の敵地・フィリーズ戦で5回5失点で2連敗。節目の1勝へ足踏みしていた。

 前日15日(同16日)には日米通算150勝へ「(150勝は)通過点ですし、何とか早く達成できると(いい)。

明日決められるように頑張ります」と意気込んでいた右腕。メジャー2年目で2チーム目となるコロラド州デンバーでの生活にも「とても住みやすいです。ちょっと、急に雪が降ったりとかして、寒くて投げにくいこともありますが(苦笑)、素晴らしい街だと思います」と順応している。

 巨人時代はエースとして、常に常勝軍団の先頭に立ってきた菅野。ロッキーズは3年連続で100敗以上を喫し、4年連続で地区最下位に沈む再建中のチームで、巨人とはチーム事情が大きく異なる。今季もここまで18勝28敗の借金10と苦しんでいるが、「プレッシャーの種類が違いますけど、日本はどっちかっと言うと抑えて当たり前、優勝して当たり前の中で12年間ずっとプレーしてきましたし、こっち(ロッキーズ)に来たら新しい、新人の頃のような気持ちを思い出してやっているので、今はプレッシャーはないです」。36歳にして新たな気持ちでシーズンを過ごしている。

 日米通算150勝はあくまで「通過点」。200勝への道のりへ、新たな挑戦も始まっている。

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