◆米大リーグ マリナーズ―ホワイトソックス(20日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)

 ホワイトソックス・村上宗隆内野手(26)が新天地で人間力の高さを発揮している。チームメートたちと気負わずに自然体で話し、練習中やクラブハウス内での打ち解け方は米リーグのルーキーであることを忘れてしまうほどだ。

なかでも共に内野を守るミゲル・バルガス選手(26)とふざけ合うことが多く、シアトル遠征中も2人で冗談を言い合ったり、相手の打撃フォームを真似て笑い合う姿などが何度も見られた。

 バルガスにこの時のことを聞くと「ああ、俺の打撃フォームを真似てダメ出しするんだぜ。ひどいだろ。でも、ヤツはホームランをたくさん打つからな」と笑った。 村上が渡米してきたばかりの春キャンプでロッカーが隣だったこともあり、最初からよく話していた。両者とも英語は第2外国語。英語でどんな話をしているのだろうか。「自分は守備は得意だから、新しいポジションを守るコツをムネに教えてあげられる。彼は打撃が得意だからそれを俺に教えてくれるんだ」。

 3か月前、春キャンプ中にバルガスが言っていたことを思い出す。「違う国から来てメジャーでプレーするのは慣れるまでが大変だ。自分もそうだったから、ムネには早くここに馴染んで自分のプレーができる環境を作ってほしい。

そのために俺が手伝えることや、わかることは教えてあげたい。彼は素晴らしい選手だからね」。果たして自分が村上についてこう話していたことをバルガスは覚えているだろうか…聞いてみた。

 「全然覚えてない(笑)。そんないい奴じゃない(笑)。ヤツはしゃべり過ぎ。ずっとしゃべってる。うるさい」と言う。「だから俺はいつも彼にこう言っているんだ。ダマレ!ダマレ!ってね」と日本語も口にした。そんなことを言いながら、やはり村上をリスペクトしている部分はある。「規律正しいところ」。

村上から学べることはたくさんあり、日本語もそのうちのひとつだ。「教えてもらうのは悪い言葉が多いけれど(笑)、オハヨウとか日本語の挨拶も教えてもらった。あと、日本語でこれも言えるよ。タコリマシタ!」

 

 互いを尊重しつつ冗談を言い合えるいいチームメートたちに恵まれた村上。過ごしやすい環境の中で、さらなる活躍に期待したい。(村山 みち)

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