高市早苗首相は22日、スピードスケート女子で通算10個の五輪メダルを獲得して引退した高木美帆さんに対し、国民栄誉賞の授与を検討するよう関係省庁に指示した。木原稔官房長官が記者会見で明らかにした。

 木原氏は高木さんについて「わが国のスポーツの振興と発展に多大な貢献をされた。国民に広く夢と感動を与えるとともに、社会に明るい希望と勇気をもたらした」と称賛した。受賞が決まれば車いすテニス男子の国枝慎吾さん以来、スポーツ界からは14例目となる

◇国民栄誉賞 1977年に野球で本塁打の世界記録を打ち立てた王貞治選手(当時)の功績をたたえるため、政府が創設。首相が授与式で表彰状や記念品を贈る。当初は広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与える顕著な業績を残した個人が対象だったが、2011年にサッカー女子W杯で初優勝した日本代表「なでしこジャパン」に贈る際、団体でも受賞できるように規定を変更。慣例として100万円相当の物品が副賞として贈られる。過去に27人と1団体が受賞。

◆過去スポーツ界の国民栄誉賞◆

受賞年月日    名前       (競技)         授与内閣

77・9・5   王貞治      (プロ野球)       福田赳夫

84・10・9  山下泰裕     (柔道)         中曽根康弘

87・6・22  衣笠祥雄     (プロ野球)        〃

89・9・29  千代の富士    (大相撲)        海部俊樹

00・10・30 高橋尚子     (陸上)         森喜朗

11・8・18  なでしこジャパン※(サッカー)       菅直人

12・11・7  吉田沙保里    (レスリング)      野田佳彦

13・2・25  大鵬       (大相撲)        安倍晋三

13・5・5   長嶋茂雄     (プロ野球)        〃

         松井秀喜     (プロ野球)        〃

16・10・20 伊調馨      (レスリング)       〃

18・7・2   羽生結絃     (フィギュアスケート)   〃

23・3・17  国枝慎吾     (車いすテニス)     岸田文雄

【注】※は団体受賞

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