レスリング 明治杯全日本選抜選手権 第3日(23日、東京・駒沢体育館)

 世界選手権(10月・バーレーン)代表、愛知・名古屋アジア大会(9月)選考会を兼ねて行い、女子50キロ級で21年東京五輪女王の須崎優衣(キッツ)が、準々決勝から危なげなく勝ち上がり、24日の決勝に進んだ。

 初戦だった準々決勝でフォール勝ちするとリズムに乗り、続く準決勝ではテクニカルスペリオリティーで勝利し、順当に頂上決戦に進んだ。

「練習してきたことを出し切れている。明治杯は3年ぶりだったので、この3年でどれだけ成長できているかを確認しようという意味でも臨んだ大会だったので、今日の2試合は3年前に比べて成長できた部分も多く出せたと思う」と手応えを口にした。

 24年のパリ五輪でまさかの初戦敗退で銅メダルに終わり、五輪で勝つ難しさを改めて知った。減量の難しさもあり53キロへの転向も検討されていたものの、50キロ級での再起を決意し、28年ロサンゼルス五輪に向けて歩き出した。

 昨年9月に実戦復帰し、同12年の全日本選手権を全4試合で無失点の圧倒的な強さを見せつけ優勝。今年4月のアジア選手権でも女王に輝くなど、強さに一層磨きをかけ大舞台に向け進化を続ける。「アジア選手権で自分の世界で立ち位置が分かった。アジア選手権の勢いを持ってやれている」と話す。

 世界選手権、アジア大会代表へ王手をかけた。決勝で勝てばそのまま代表が内定する。「この大会はフルメンバーが出ていたのでしっかり勝つことを目標に練習を積んできた。自分らしく須崎優衣のレスリングで絶対に勝ちにいきたいと思います」。

目指す28年ロサンゼルス五輪の金メダルに向けて、女王の座を渡すつもりはない。

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