◆静岡県高校総体サッカー▽3回戦 聖隷クリストファー1―0富士市立(23日、富士市立高グラウンド)

 3回戦7試合が行われた。聖隷クリストファーがシード校の富士市立を1―0で破り、4強入りした2024年以来、2年ぶりの8強入り。

後半36分に途中出場したMF藤山りゅう(1年)が、直後に決勝点を奪った。静岡学園は7―0で清水桜が丘に快勝。東海大静岡翔洋が登場する準々決勝は30日に行われる。

 聖隷の背番号16・藤山が大仕事をやってのけた。両校無得点で迎えた後半36分にピッチに立つと、直後にチャンスがやってきた。先輩のスルーパスに反応して左サイドを抜け出し、相手GKとの1対1を冷静に流し込んだ。

 主力の3年生FWが負傷しており攻撃陣が手薄。この日は1年生3人がスタメンを務めていた。それでも全員が走り回り、粘り強く守り続けた。そして「シュートを打っていけ!」と小阪昭典監督(50)に送り出されたルーキーが土壇場で活躍した。声援を送り続けた仲間の元に走り、もみくちゃにされた藤山は「公式戦初ゴールです。うれしい」と声を弾ませた。

 この1点を全員で守り抜いた。ファウルが増え、何度もFKを与えたが、GK山本隼大(3年)が「かかって来い!、という気持ちでした」とパンチングで防ぐなど、好セーブを連発した。チームは昨季、県AリーグからBに降格。相手はプリンスリーグで、2カテゴリー離れているが、「だからこそ意地でも勝ちたかった」とうなずいた。

 2年ぶりの4強入りを懸けて、準々決勝では藤枝東と当たる。2年前の準決勝では、2―0から追いつかれてPK戦で黒星。昨秋も県選手権決勝トーナメント初戦で当たり、1―2で敗れた因縁の相手だ。「何回でもぶつかっていく」と監督は闘志をのぞかせた。

 頼れる守護神も「2年前の試合はスタンドで見ていて、よく覚えています。楽しみ」と笑顔。先輩たちの思いも背負って、名門に立ち向かう。(里見 祐司)

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