第79回カンヌ国際映画祭の授賞式が23日夜(日本時間24日未明)に行われ、濱口竜介監督の映画「急に具合が悪くなる」(6月19日公開)から、岡本多緒が仏女優のビルジニー・エフィラとともに女優賞を受賞した。

 日本人が同賞を受賞するのは史上初の快挙。

岡本は「とても感動しています。皆さんが選んでくださったおかげで、私のような平凡な日本人女優がこうしてここに立っていられます」とコメント。「撮影現場で愛を感じることができたのは素晴らしい経験であり、この道を歩み続ける勇気を与えてくれました。私たちふたりを選んでくださったことに、心から感謝します」と改めて感謝を述べ、「本当に信じられないことで、まるで夢さえも超えている。私の期待をはるかに超えるものでした」と喜びに浸った。

 今作は介護施設を運営するフランス人女性(エフィラ)と、末期がんの日本人舞台演出家(岡本)による心の交流を繊細に描いた物語。上映時間3時間16分の大作。演じたのはタイトルにある「急に具合が悪くなる」末期がんの舞台演出家。ダブル主演したエフィラと人生の最期をどう過ごすか、という心の交流を、フランス語と日本語を交え、自然体で演じた。

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