注目の超良血馬が初めて投入されたダートでも結果を残せなかった。31日の東京2R・3歳未勝利(ダート1400メートル)で変わり身を求めた、グランマエストロ(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、父エピファネイア)は単勝オッズ2・3倍の1番人気に推されたが、6着に敗れた。

 クリストフ・ルメール騎手を背に5番枠から五分のスタートを切って、中団の外めを追走。手応え十分のまま直線に向くと残り400メートル過ぎには先頭に躍り出る勢いも見せたが、追われてからはさっぱりで上位争いから脱落した。勝ち馬から0秒9差の6着で、芝起用の時よりも持ち味を発揮できなかった。勝ち時計は1分26秒0(良)。

 同馬は1番人気に支持された新馬戦で8着に敗れた。2戦目は3着に着順を上げると3戦目が0秒2差の2着と未勝利脱出へあと一歩まで迫った。3か月の休養を挟んだ4戦目は3着。その後も2、4着と勝ち星には手が届かなかった。

 母グランアレグリアは2018年に藤沢和雄厩舎からデビュー。初戦から2連勝を飾ると、3戦目は牡馬相手に朝日杯FS(3着)にチャレンジした。3歳時は休み明けの桜花賞でG1初制覇。その後はマイル路線を歩み、4歳時は安田記念、スプリンターズS、マイルCSと牡馬相手にG1・3勝を挙げた。

5歳時には距離の壁に挑戦。大阪杯では4着、天皇賞・秋でも3着に敗れたが、この年はヴィクトリアマイルとマイルCSを制し、史上初となる古馬の芝マイルG1完全制覇を果たした。初子はサンデーレーシングの募集総額2億円、一口が500万円だった。

 デビュー戦から全レースで手綱を執るクリストフ・ルメール騎手は、「ダートでも芝でも変わりません。手応えはいいですが、直線で切れない」と首をかしげた。

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