◆日本生命セ・パ交流戦 2026 阪神1―0楽天(6日・甲子園

 阪神・立石に喜びが込み上げてきた。「早くここに立ちたかった。

最高の気分です」。普段はシャイで「人前で話すのは得意ではない」という黄金ルーキー。甲子園初のお立ち台に上がると、万雷の拍手が待っていた。

 鋭いひと振りで勝利へ導いた。5回1死三塁で先制打。早川の直球を左前へ運んだ。「チームの連敗が続いていた時期もあったし、その中で何とか起爆剤になりたいと思っていた」。2試合連続の適時打で、この日は本拠地初の決勝打。楽天に2連勝を決めた。

 この日は“相棒”を変えた。これまで使用していた重心が先端寄りにあるバットを一度置き、ポイントが手前にあるタイプを選択。「大学時代に使っていたもの。

打てない原因は技術でしかないけど、たまにはいいかなと思って…」と打ち明けた。大振りにならず、スイングがコンパクトになると判断。気分転換と原点回帰が、ピタリと当たった。

 金の卵の一打を守り抜き、チームは今季12度目の完封勝ち。セ・リーグ首位に返り咲いた。「これから勝負強いと言われる選手になっていきたい」。有言実行で、右肩上がりの成長曲線を描く。(藤田 芽生)

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