◆米大リーグ パイレーツ―ドジャース(10日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が10日(日本時間11日)、敵地・パイレーツ戦に「1番・投手」で先発出場。現在4連勝中の右腕は日本人単独トップとなる7勝目、規定投球回(試合数×1イニング)到達を目指し、初登板となるPNCパークで6回まで4安打1失点に封じている。
しかし、6回は先頭の4番オハーンに右前打を許したところで中島トレーナーがマウンドに行く場面があった。現地放送局の映像では右手中指から出血が見られ、ユニホームの右太もも部分が赤く染まっていた。大谷は試合途中から患部をなめるなど気にしているしぐさがあった。
この日は7イニングを投げれば規定投球回に達する大谷。初回、いきなり招いた無死一、二塁のピンチはこの日最速の100・2マイル(約161・3キロ)直球で3番レイノルズを空振り三振に仕留めるなど無失点で脱出した。2回、1死一塁から投ゴロを自ら処理して「1―6―3」の併殺を狙ったが、二塁送球がそれてアウトは一塁だけ。2死二塁で迎えた9番トリオロの打席では球場後方のアレゲニー川を通った船が汽笛を鳴らすハプニングもあったが、大谷は動じることなく中飛に打ち取った。
4回には2死から7番カリハンにメジャー初本塁打となるソロを献上。右翼場外まで運ばれ、12イニングぶりの失点を喫した。続くマンガムに右翼線への二塁打を許し、なおも2死二塁とされたが、トリオロをスイーパーで空振り三振に斬った。
4登板連続のリアル二刀流。日本人選手初のサイ・ヤング賞を目指す「投手・大谷」は今季、この日まで10登板で6勝2敗、規定投球回未満も防御率0・74はMLB全体の“隠れ1位”となっていた。
今回はイレギュラーな調整を強いられた。本来、ブルペン入りは登板2日前が基本だが、今回は8日(同9日)がピッツバーグへの移動日だったことなども関係し、7日(同8日)の本拠地・エンゼルス戦の試合後に異例のキャッチボールを実施。さらに登板前日の9日(同10日)にはブルペンで26球を投げ込んだ。いつものルーチンが崩れる中でも自身の投球を貫くことができるか、注目が集まっていた。
打者としてはこれまで月別最多の63本塁打を記録してきた得意の6月に、今季も試合前の時点で打率4割4分8厘、1本塁打、6打点と好調を維持している。登板日に3試合ぶりの12号で“自援護”も期待されたが、初回先頭の第1打席は空振り三振。3回2死一塁の第2打席では本塁打性の打球を左翼手に“ホームランキャッチ”される不運もあった。










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