◆第108回全国高校野球選手権南北海道大会 ▽3回戦 北海10―2函館大柏稜(11日・テーオーオーシャンスタジアム函館)
南北北海道大会計5試合が雨天順延、帯広会場の1試合が継続試合となった。南大会連覇を狙う北海は、継続試合となった函館大柏稜との3回戦に10―2で勝利。
北海・森の剛速球に観客がどよめいた。7回1死一塁。2人目の打者に直球を投じると、電光掲示板に表示された球速は「155」。その後も150キロオーバーを連発して3回をパーフェクトに抑え、「準備はしていたので、気持ちの面でも楽に投げられた。球速が出ている感覚はあった」と冷静に振り返った。
3点差に迫られ、7回無死一塁となった場面で背番号11に出番が巡ってきた。「マウンドが硬くて、上に抜けるボールが多くなってしまった。対応が難しかった」。初回は、初登板となったテーオーオーシャンスタジアム函館のマウンドに苦戦。それでも、犠打と2者連続三振で相手に傾きかけた流れを断ち切った。
7回終了後のベンチで平川敦監督(55)から「優しく(足を)つくイメージで」と助言を受け、8回へ。新球のカットボールやカーブ、スライダーなども交えながら付け入る隙を与えず、9回2死からこの日5つめの三振を奪って試合を締めた。
これまでの最速は148キロだったが、154、153キロもそれぞれ2球計測し、自己最速を大幅に更新した。2年生では、これまでに2024年秋の関東大会で健大高崎(群馬)・石垣元気が158キロ、済美(愛媛)・安楽智大、大船渡(岩手)・佐々木朗希も157キロをマーク。後にドラフト1位でプロ入りする豪腕たちに匹敵するスピードを叩き出し、平川監督は「出力の高い子なので気になるところはありますけど、オーシャン初登板でこのマウンドでしっかり投げられてよかった」とうなずいていた。
昨夏に1年生ながら甲子園で先発し、今春には代表候補合宿に参加。同部屋だった横浜(神奈川)のエース織田翔希(3年)から技術を吸収するなど、着実に成長を遂げる森は「球速もそうですけど、チームが勝つピッチングを一番に心がけたい」。連覇まであと4勝。まずは連戦となる4回戦、準々決勝を突破し、エスコンフィールド行きを決める。(島山 知房)
◆森 健成(もり・たけなり)2009年7月31日、札幌市生まれ。16歳。札幌北白石小2年時に北白石ワイルドナインで野球を始める。










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