◆米大リーグ ドジャース―レッドソックス(2日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースのA・フリードマン編成本部長(49)が2日(日本時間3日)、2年連続サイ・ヤング賞を受賞しているT・スクバル投手(29)をタイガースからトレードで獲得したことを受けて会見に臨んだ。

 今回のトレードが本格的に動き出したのは7月31日(同8月1日)で、成立したのは1日(同2日)の試合中だったという。

大谷翔平、スネル、グラスノーらけがの影響でローテ投手を欠いている状況とはいえ、山本由伸ら現在もメジャー屈指の先発陣をそろえる中での補強となったが、同本部長は「9月末にチームがどんな状況になっているかは誰にも分からない。これまで何度も話してきたように、本当に優れた先発投手が市場に出てきて、その獲得によってワールドシリーズ(WS)制覇の可能性を大きく高められるのであれば、そのような時こそ積極的に動くべき」などと力説した。

 超大型補強を繰り返し、昨年には球団史上初のWS連覇を成し遂げたド軍。しかし、資金力に物を言わせた動きに「ドジャースが野球を壊している」などの批判の声も集まっている。これに対してフリードマン編成本部長は反論した。

 「私はその意見には強く反対します。私たちが考えているのは毎試合約5万人のファンの皆さんとのパートナーシップです。そして、クラブハウスにいる選手たちはWS制覇のために毎日全力を尽くしている。さらに、スカウト部門、育成部門、フロントや、アナリティクス部門など本当に多くの部署が素晴らしい仕事をしてくれている。その積み重ねがあったからこそ、メジャーで競争力を維持しながら、同時に非常に充実したファームシステムも築くことができた。だからこそ、このような大型トレードを成立させることもできるんだ。これは本当に多くの人たちの努力の結晶だ。

そして、このチーム、この時代が、この伝統ある球団の歴史の中でも特別なものになり得るということを、私たちは軽く考えてはいない。シーズン最後の試合に勝つために、できることはすべてやり続ける。もちろん、今は資金力が10年、12年、15年前よりも大きな武器になっている面はある。ただ、それも時代によって変わっていくもの。最も重要なのは球団全体が1つとなり、同じ方を向いていることだ。そうなれば、さまざまな部門で良い仕事が積み重なり、それが理想的な状況を生み出す。実際、今のメジャーリーグには私たちほどの資金力がなくても非常に成功している球団がたくさんある。成功への道は1つではない。球団全体が足並みをそろえ、明確な使命を共有していることが成功の可能性を高める一番大きな要素だと思う」

 また、米東部時間8月3日午後6時(同4日午前7時)に迫っているトレード期限を前に、さらなる補強の可能性を問われた同編成本部長は「現在もさまざまな分野で、いくつもの交渉を続けている。私たちは常に、現在と将来の両方に目を向けて、そのバランスを取ることを考えている。明日いっぱいまで交渉を続けていく」と話した。ただ、それがメジャーのロースターに影響を与えるようなものかと質問されると「可能性としては低い」とした。

「もちろん絶対にないとは言わないが、幸いなことに切迫した補強ポイントはない」と語った。

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