◆JERAセ・リーグ 巨人0―1ヤクルト(7日・東京ドーム)

 巨人がビジターユニホームで臨んだ東京シリーズ初戦を落とした。先発したスペンサー・ハワード投手は7回9安打1失点で2敗目。

粘りながら試合を作ったが、7回2死にソロを被弾した。打線はヤクルト先発・奥川に抑え込まれ、ロースコアの接戦に敗れた。

 完封負けの試合後、橋上監督代行は潔かった。前夜6日は今季最多17安打の猛打を見せた攻撃陣が一夜明けて一転した。わずか2安打の完封負け。奥川の低めフォークに苦しみ、最後までホームが遠かった。指揮官は「打った後に打てないとそういうところが目立つのはありますよね」と言い訳せずに、しっかり振り返った。 

 先発のハワードが試合を作った。調子よくは見えない中でも、丁寧に、テンポよく投げていた。ヒットを打たれても頭の中は冷静に、自分の投球を心がけた。しかし、続投となった7回、2死から長岡に左翼ポール際の最前列に均衡を破る先制弾を食らった。両軍初得点が相手に渡り、東京ドームからため息が漏れた。

この1点が最後まで響いた。

 復帰2戦目。7月31日のDeNA戦(東京D)は7回3安打無失点で移籍初勝利をマーク。5回までパーフェクトピッチングを見せていた。中6日のこの試合、球の切れ、変化球の精度は前回ほどではないにしろ、要所は締めた。ヤクルト先発・奥川との投手戦。我慢の投球だった。

 打線は好調の2番・松本をベンチスタートさせて臨んだ。2番に知念、7番に小浜、8番には皆川のルーlキー3人を先発起用。これが1965年10月24日、大洋とのダブルヘッダー第1試合(川崎)で2番・遊撃 土井、7番・右翼 末次、8番・捕手 吉田孝の3人以来61年ぶりの大抜てきとなった。広島・マツダからの移動ゲームも考慮して、試合前練習も軽め調整。随所に先を見据えた橋上采配があった。

しかし、新人トリオから快音は聞かれなかった。

 相手の奥川は9回もマウンドに上がり、巨人は先頭・丸が四球で歩いた。サヨナラを期待するスタンドから大歓声が注がれたが、1死二塁からでも、1点が何とも遠かった。7連敗中のヤクルトに競り負け、本拠地・東京ドームなのにビジターユニホームで臨んだ東京シリーズだったが、痛い1敗を喫した。

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