◆第79回秋季関東高校野球大会▽1回戦 樹徳3―2作新学院(18日・上毛新聞敷島)

 樹徳(群馬2位)が、作新学院(栃木1位)を逆転勝ち。準々決勝進出を決め、初のセンバツ出場に向けて前進した。

 樹徳は初回、4回と1点ずつ失い、打線も6回までわずか4安打で無得点。しかし、7回に1死から2安打と四球で満塁の好機を作り、代打・佐々木力人投手(2年)の押し出し死球で1点差に。さらに1番・周藤生真外野手(2年)が右越えに勝ち越しの2点適時二塁打を放ち、試合をひっくり返した。

 投げては先発の最速140キロ右腕・佐々木が粘りの投球。1点差の9回も2死満塁と一打逆転のピンチを背負ったが、最後は2番打者を中飛に打ち取った。9回143球、9安打2失点の熱投でチームを勝利に導いた。

 試合後、樹徳の井達誠監督(51)は、奮闘に感極まった様子で報道陣の取材に応じた。「本当に良い試合をしてくれました。(5回終了後のグラウンド整備時に)『俺を助けてくれ』という指示を出したら、助けてくれました。神がかり的な逆転劇だと思うので。私は『もうこのまま作新学院に負けて、でも栃木県の1位だし、オフの課題になるかな』なんて思いながら。そうしたらね、生徒はやっぱりそれじゃ嫌だって思ったんでしょうね。

(選手が)『いっちょやってやるか!』という感じになってくれたと思います。よくやってくれた子たちに感動した」。目を赤くしながら、選手たちの奮闘をたたえた。

 20日の準々決勝では、3年連続19度目のセンバツ出場を狙う横浜(神奈川2位)と対戦する。

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