◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ドジャース4―6ブルワーズ(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ナ・リーグ西地区王者で3年連続ワールドシリーズ制覇を狙ったドジャースが15日(日本時間16日)、0勝3敗と王手をかけられて迎えたナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦でも最大4点のリードを守れずに逆転負けを喫し、終戦となった。昨季、球団史上初のワールドシリーズ2連覇をつかみとったが、ナ・リーグの球団史上初となる3連覇には届かなかった。
本拠地に戻ってもドジャースは勢いを取り戻すことはできなかった。ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズでは、敵地での第1、2戦にスクバル、山本を先発させたが、投打がかみ合わずに2連敗。レギュラーシーズンで51勝30敗と大きく勝ち越したロサンゼルスの本拠地に戻って巻き返しを図りたいところだったが、第3、4戦も逆転負けを喫して1勝もつかむことなく、敗退が決まった。
メジャーリーグに限らず、北米スポーツの多くは、ポストシーズンに入ると、レギュラーシーズン中にはない派手な盛り上がりを見せる。メジャーは全30球団。単純計算だと、ワールドシリーズを制覇できるのは30年に1度とあって、地元のファンは熱狂する。今季も球団史上初のワールドシリーズ制覇を狙うミルウォーキーのブルワーズファンは大声援で後押しした。
リーグ優勝決定シリーズの第1、2戦はともに来場者が4万2000人超え。当然チケットは完売となり、試合中も異様な雰囲気となった。ブルワーズに限らず、快進撃に沸いたホワイトソックス、球団初のワールドシリーズ制覇を狙っていたパドレスなども本拠地には熱狂的なファンが駆けつけていた。
だが、終戦となったリーグ優勝決定シリーズ第4戦でドジャースタジアムの来場者数は4万9104人。今季のレギュラーシーズンでは本拠地開催81試合のうち、40試合では来場者が5万人を超えていたが、両翼ポール付近上段の席はガラガラでどこかさみしかった。
4万9104人はレギュラーシーズンでは49位相当。つまり、本拠地開催の試合の半分以上はリーグ優勝決定シリーズ第4戦よりも多くのファンが来場した。地区シリーズから本拠地で4試合を行ったが、チケット完売はない。4月に大谷のボブルヘッド人形が来場者に配布された試合では5万3000人以上が来場。ファンにとってみれば、ポストシーズンの戦いよりも、ボブルヘッド人形の方が魅力的に映ったのかもしれない。
決してドジャースファンの熱量がないわけではない。第4戦で大谷が豪快な3ランを放った際には、球場全体が揺れるように感じられるほど大歓声に包まれた。ただ、ポストシーズン独特の盛り上がりを作ることはできなかった。ロサンゼルスのファンにとっては、毎年出場するポストシーズンの戦いは、もはやいい意味でも、悪い意味でも特別なものではなくなっている。










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