今週、「生活は踊る」でお送りしてきた「昭和レトロWEEK」!平成7年生まれの宇賀神メグアナウンサーは、昭和の熱気を今に伝える「歌声喫茶 ともしび」(高田馬場)を取材しました。
始まりは小さな食堂から。昭和29年創業の「歌声喫茶 ともしび」
「歌声喫茶」の歴史は、今から約70年前の昭和29年(1954年)まで遡ります。西武新宿駅前の小さな大衆食堂で、BGMのロシア民謡に合わせて学生たちが歌い出したのがきっかけ。戦後の復興期、生きる喜びに溢れた若者たちの間で瞬く間に国民的ブームとなりました。今回訪れた「歌声喫茶 ともしび」は、その当時から新宿で歴史を刻み続け、2022年からは高田馬場に拠点を移して営業しているお店です。
歌声喫茶の楽しみ方
初めての方でも安心!「歌声喫茶」の仕組みはとてもシンプルです。
①注文: 席に着き、ドリンクや食事をオーダー。
②リクエスト: 膨大な索引集・歌集から歌いたい曲を紙に書いてスタッフに提出。ラインナップは労働歌や民謡から、チェッカーズ、スピッツ、ジブリまで幅広い!
③ステージ開始: 1ステージ約40分。生伴奏に合わせてみんなで歌います。
上手く歌おうとしなくてOK。聴いているだけでもその場の空気感を楽しめます。また食事も美味しいので、そちらを目当てに行くものあり!
「カラオケとは違う」常連さんたちが語る唯一無二の魅力
店内には、何十年も通い続けるベテランの常連さんたちが集まっていました。彼らが口を揃えるのは、「一人で歌うカラオケにはない一体感」です。
「合唱やコーラスじゃなく『斉唱』。
(通算2960回!週4ペースで通う常連さん)
「生演奏だし、司会の歌手の方にも個性がある。厨房からもスタッフが出てきて一緒に歌うこともあるんですよ。みんなで歌うと、自分も上手くなったような気がしてくる(笑)」(通算35年の常連さん)
神奈川や千葉、埼玉といった近隣県からはもちろん、地方から東京へ来たついでに立ち寄るファンも多いのだとか。世代を超えたコミュニティがそこにはありました。
「好きすぎて就職しちゃいました」店長も魅了される空間
「ともしび」の店長・齊藤隆さんも、40数年前に客として通い始め、その魅力に惹かれてそのまま「ともしび」に就職してしまった一人。「特別な音楽教育を受けたメンバーばかりではないんです。みんな、お客さんとして来て楽しすぎて就職しちゃった人ばかりなんですよ」と齊藤店長。
最近では昭和歌謡ブームもあり、20代などの若い世代も増えているとのこと。「テレビ主題歌特集」や「アニメソング特集」などの企画日もあり、初心者や若者が入りやすい工夫もなされています。
宇賀神アナが初体験!「見上げてごらん夜の星を」をみんなで歌う
人前で歌うのは少し苦手だという宇賀神アナでしたが、常連さんたちが温かく迎えてくれたことで緊張もほぐれ、坂本九さんの名曲『見上げてごらん夜の星を』をリクエスト。「ボトルキープがあったりして音楽バーのような大人な雰囲気もありつつ、歌が始まると皆さんのスイッチが入る。その大きな歌声には圧倒されました」
かつての若者が熱狂し、今の若者が新しさを感じる場所。あなたも生伴奏に合わせて、思いっきり声を出しにいきませんか?そこには温かくて熱い「昭和の空気」が待っています。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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