宮藤官九郎さんがいろんな職業の愚痴を聞くラジオ「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」。
5月24日の放送は、ヒューマンビートボクサーの愚痴!
Sさん
24歳。
世界大会「Grand Beatbox Battle 2019」の“ソロループ部門”で世界4位。同じ年のアジア大会ではチャンピオンに
「Grand Beatbox Battle 2021」では“タッグチームループ部門”で日本人初の世界大会優勝。
海外フェスへの出演、CMやドラマ、Hey! Say! JUMPへの楽曲提供も
Kさん
22歳。ヒューマンビートボックス歴9年。
「Asia Beatbox Championship 2019」の“ソロ部門”で3位
「Grand Beatbox Battle 2021」では“ソロ部門”に日本人として唯一出場
「全国ハモネプリーグ 2021」で優勝
ゴスペラーズに提供した楽曲では作曲からミックスまで担当
二人は他のメンバー二人と「サルKニ」という4人組ユニットを結成しており、世界大会「Grand Beatbox Battle 2023」クルー部門で世界チャンピオンに。
2023年にはSUMMER SONICにも出演しています。
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K:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、どれだけこれを練習しても、特にメリットがないんです。
宮藤:まあ確かに・・・メリットは無いか。他のことには使えないもんね?
K:そうですね。ビートボックスしか、上手くならない。
宮藤:ビートボックスを練習しても、ビートボックスしか上手くならない?
K:そうです。
S:ダイエットするなら絶対ランニングした方がいい。
一同:笑笑
宮藤:ヒューマンビートボックスの愚痴として「別にモテない」って書いてますけど、まあ確かに別にモテないかもね。
S:それこそ、宮藤さんはバンドをやっていて、モテるじゃないですか?バンドって。
宮藤:楽器弾けるとね!
S:でも、僕らビートボクサーは本当にモテなくて。強いて言うなら男にしかモテない。
宮藤:さっき動画を見せてもらったけど、ちょっとやってもらったりしたらカッコいいじゃない?
S:世界大会とかまで行くとカッコよかったりするんですけど、普通に学校とか飲み会でやっても、女の子が「キャー!」とか「キュン!」にはなりませんね。「あ、あすごい・・・」「頑張ってるんだ・・・」ってなる。
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宮藤:Kさんから事前にいただいたアンケートで「もっとスポンサーなどがついて、選手として生活ができるようになるといいなと思う」と書いてあったんですが、選手っていう感覚なんですか?
K:ビートボックスって、音楽だけじゃなくてスポーツ的な側面だったりとか、パフォーマーとしての側面だったり、色んな要素があるんですけど。僕らはアーティストがメインなんですけど、大会の賞金で食べていったりとか、ストリートパフォーマンスだけで食べていったりとか。
宮藤:そうか!人に教える人も!
S:でも、やっぱり大会に出る人が多いんですよ。でもその、スポンサーとかが正直、まだ世界大会以外は賞金も全然高くない。
宮藤:そっか。まだあまり認知されてないのかな?
S:ビートボックスで生活できる選択肢というか、スポンサーとかがついて経済的にも潤えば。
K:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、ぜひ一度、LIVEを観にきてほしいです。
宮藤:ライブってどういう感じでやるんですか?「一曲」っていう考え方なの?
S:そうですね。僕らは結構オリジナル曲を出していて、ライブではそれを披露したり、場合によっては即興でセッションしたりとかするので。
宮藤:楽しそう!
S:やってるジャンル自体は、ダンスミュージックがメインなので。
宮藤:やっぱりヒップホップとかダンスと相性が良いわけだ!
S:ビートボックスの起源がそこなので!