2018年開催の前回会場風景(画像:ツーリズムEXPOジャパン推進室)

新しい観光や旅行を展示会スタイルで発信するイベント「ツーリズムEXPOジャパン2022」が2022年9月22~25日、東京都江東区の東京ビックサイトで開かれる。日本最大、アジアトップクラスの〝観光・旅行見本市〟の東京開催は、2018年以来4年ぶり。

鉄道業界からも多くの企業が会場にブースを構え、人気の観光列車などをPRする。

日本観光振興協会(日観振)、日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)の3者共催する、日本人の国内旅行と海外旅行、訪日外国人旅行の3分野を合わせた総合展示会。2014年から現在のスタイルで継続されてきたが、2019年以降は会場確保の都合や新型コロナで東京では見送られてきた。

会場は、東京ビッグサイトの4ホール。出展各社・団体が趣向を凝らしたブースを構え、それぞれの観光メニューを紹介する。出展は、2022年7月12日時点で353社(者)がアナウンスされる。鉄道業界からはJR東日本、JR西日本、JR北海道、西武グループ、ジェイアール東日本企画(jeki)などが参加する。

このうちJR西日本は、DISCOVER WEST連携協議会、日観振中国支部との共同出展。「長崎県/佐賀・長崎デスティネーションキャンペーン(DC)」では、西九州新幹線を紹介。四国ツーリズム創造機構(出展者名は「四国」)は、JR四国の新しい観光列車を発信する。詳細な出展内容は、「ツーリズムEXPOジャパン・出展者検索」で確認を。

会期のうち前半2日間は業界日で、関係者が入場可能。

後半2日間は一般公開される。2018年の前回は同じ4日間で20万7000人が来場したが、主催者はコロナ禍を経た今回、15万人程度の来場を見込む。

2022年7月11日には東京都内で発表会が開かれ、主催者3団体からJNTOの清野智理事長(元JR東日本社長、会長)、日観振の久保田穣理事長(JR東日本出身)、JATAの髙橋広行会長(JTB会長)がイベントの成功を誓った。

東京で4年ぶり「ツーリズムEXPOジャパン2022」開催へ 鉄道事業者も出展 9月22~25日東京ビッグサイト
キービジュアルをお披露目する清野JNTO理事長、髙橋JATA会長、久保田日観振理事長=写真右から=

なお現在、新型コロナが再拡大傾向にあることから、今後の感染状況によっては開催方法を修正する可能性がある。一般入場は有料で、詳細は「ツーリズムEXPOジャパン2022」で検索・確認を。

記事:上里夏生

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