シティを指揮するグアルディオラ Photo/Getty Images
最大の危機
今季限りでの退任も噂されるマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、この10年間で6度のプレミアリーグ制覇や悲願のチャンピオンズリーグ優勝など、数々の栄光を築き上げてきた。
しかし、クラブが抱える“115件”もの財務規則違反疑惑が、その輝かしい実績に暗い影を落としているようだ。
問題視されているのは、2009年から2018年にかけて、クラブが正確な財務情報を提出しなかったことや、選手・監督への秘密裏の支払いを隠蔽していたとされる一連の疑惑だ。
グアルディオラ監督本人が不正に関与した証拠は現時点で確認されていないものの、その在任期間は疑惑の時期と重なっている。かつてライバル指揮官だったジョゼ・モウリーニョが、「自分はクリーンに戦ってタイトルを勝ち取った」と発言し、仮にシティの優勝が剥奪されれば自身が“繰り上げ王者”になると皮肉を口にしたことも大きな話題となった。
また、同紙は、リヴァプールと勝ち点1差、アーセナルと2差で制した激しい優勝争いについても、もしクラブの資金力に不正な裏付けがあったと証明された場合「不公平なアドバンテージを得ていた」との批判は避けられないと指摘している。
一方で、グアルディオラ監督はこれまで一貫してクラブの潔白を信じ「自分たちが勝ち取ったものはすべてピッチ上の結果だ」と主張。仮に5部降格という厳罰が下されたとしてもクラブに残る考えを示すなど、経営陣を全面的に擁護してきた。
ファンにとって、彼が築き上げた華麗なサッカーと数々の成功は紛れもない事実だ。しかし、競技の公平性を揺るがしかねない疑惑の重さもまた無視できない。
独立委員会の判決によって、グアルディオラ監督の10年間が“栄光の時代”として語り継がれるのか、それとも“不正疑惑に覆われた時代”として記憶されるのか。世界中がその行方に注目している。

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